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2018年(平成30年) 8月24日(金)付紙面より

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庄内地方厳しい残暑続く 汗だく「しな煮」作業

 暑さの峠を越えるとされる「処暑」の23日午前、庄内地方は厳しい残暑が続いた。山間部の鶴岡市関川では、伝統工芸品しな織の工程の一つでシナノキの樹皮を煮る「しな煮」が行われ、火にかけたドラム缶の大釜とむっとするような熱気で辺りを灼熱(しゃくねつ)にした。

 山形地方気象台によると、庄内地方はこの日、本州のはるか東の海上から張り出す高気圧に依然として覆われ、酒田市の最高気温が午後1時現在で38・1度と今年最高を記録するなど庄内地方の広い範囲で猛暑日となった。

 「しな煮」作業は、シナノキから剥いだ樹皮を軟らかくするためこの時期に行われる。灰汁(あく)を加えた湯が沸騰しない程度の火加減を早朝から夕方まで保つ体力仕事。午前4時ごろから暑さと戦うように火の番をした五十嵐キエ子さん(77)は「暑さに殺されるようだ。これも暮らしのため」と汗を拭った。暑さは24日にかけて続き、その後は前線や湿った空気の影響で雨や曇りとなり一時収まる見込み。

汗を拭いながらのしな煮作業=23日午前
汗を拭いながらのしな煮作業=23日午前



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