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2019年(令和1年) 5月1日(水)付紙面より

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鶴岡市鼠ケ関「恋する灯台」に “幸せ”の鐘お目見え

 「恋する灯台」に認定された鶴岡市の鼠ケ関灯台の隣に鎮座する金刀比羅神社のほこらに、地元漁業者、佐藤末次さん(80)の寄付で、真ちゅう製の鐘が設置された。「漁業者、若いアベック問わず鳴らしてもらえれば」。長年にわたる漁業安泰の感謝と、恋人の聖地を盛り上げたいとの思いが込められている。

 佐藤さんは、高校卒業後に就漁。サケ、マスの遠洋漁業への従事や雇われ船頭を経て、40歳を前に独立。後に末廣水産を起こして先駆的に漁業の6次産業化にも取り組んできた。現在は、2代目となる底引き船(14トン)「第二十一末廣丸」を50代の息子に任せ、磯見漁やワカメ採りなどで過ごす。

 「独立して一からスタートして、今80歳になっても海で働けるのは感謝」と地元漁業者会への寄付を提案。漁業者会で管理する金刀比羅神社ほこらに鐘の設置台を設け、船などに搭載される号鐘とともに寄付した。4月23日に設置工事が完了した。

 「海一筋だったから、気の利いたことは苦手。こんなことをするばかがいてもいいあんね」と海の男らしく飾らない話しぶりで笑顔を見せた。

漁網でこしらえた鐘の綱を引く佐藤さん。「かぁーん、かぁーん」と雨の弁天島に澄んだ音色が響いた
漁網でこしらえた鐘の綱を引く佐藤さん。「かぁーん、かぁーん」と雨の弁天島に澄んだ音色が響いた



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