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2019年(令和1年) 11月21日(木)付紙面より

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全国2位の審査員特別賞

 2019(第25回)日本管楽合奏コンテスト全国大会(公益財団法人日本音楽教育文化振興会)の高校A部門で、鶴岡東高吹奏楽部(冨樫結美部長、部員33人)が最優秀賞と全国2位に当たる審査員特別賞を受賞した。

 高校A部門(16人以上35人以内)は、11月4日に東京・文京シビックホールで行われ、全国の36校が出場。鶴岡東は11校選ばれた最優秀賞を受賞するとともに、最優秀グランプリ賞・文部科学大臣賞を受賞した慶應義塾志木高に次ぎ、富山工業高とともに2位となる審査員特別賞に選ばれた。

 鶴岡東吹奏楽部は本年度、全日本吹奏楽コンクール東北大会の高校小編成の部で金賞を受賞し、東北代表として小編成の部では最上位のコンクールとなる東日本学校吹奏楽大会に出場。全日本マーチングコンテスト東北大会でも銀賞を受賞するなど、演奏の場が鶴岡から東北、全国へと広がっている。

 高校野球の夏の甲子園大会では野球部の活躍とともに1―3回戦の3試合で応援演奏。2回戦では「美爆音」の習志野高吹奏楽部とも「対戦」。アルプススタンドから甲子園球場に「鶴東サウンド」を響かせた。

 今年創部50周年を迎えた鶴岡東吹奏楽部。50周年記念と全国大会出場を冠した「オータムコンサート2019」が22日(金)午後6時半開演で、鶴岡市の荘銀タクト鶴岡(市文化会館)で開かれる。コンサートではコンテスト演奏曲や野球部の活躍を支えた野球応援曲のメドレー、オリンピック・マーチなどを演奏する。

 入場料500円。同校の合唱部とチアダンス部が賛助出演する。チケットは荘銀タクト鶴岡、八文字屋鶴岡店で取り扱っている。

最優秀賞とともに審査員特別賞を受賞した日本管楽合奏コンテスト全国大会の演奏
最優秀賞とともに審査員特別賞を受賞した日本管楽合奏コンテスト全国大会の演奏

表彰を受ける鶴岡東吹奏楽部
表彰を受ける鶴岡東吹奏楽部


2019年(令和1年) 11月21日(木)付紙面より

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空き家分譲に補助金

 老朽化し居住困難となった空き家と土地を所有者から無償で寄付を受け、解体・整地後に若者世帯や移住希望者に住宅用地として供給する鶴岡市の「市中心市街地居住促進事業」で、市は新たに分譲地購入の補助制度を創設した。市は補助対象となる初の物件として本町二丁目の分譲地を指定し、販売を始めた。

 市は2013年4月に空き家の適正管理と有効活用を目的にした空き家管理条例を施行。NPO法人「つるおかランド・バンク」と連携した空き家・空き地対策を進めている。ただ、経済的な理由から所有者が空き家の解体に踏み切れないケースが見られ、市は寄付を受けた危険な不良住宅を解体・整地し、土地の有効活用を促進する一環で、14年度から市街地居住促進事業に乗り出した。

 事業は人口減少対策に位置付け、分譲地は若者、子育て、移住世帯に限って販売。これまでに4つの物件を解体・整地し分譲し、2件が売却された。

 同事業に基づく分譲地は、周辺の一般的な価格より安く販売しているため、これまで土地購入に対する補助はなかった。しかし、分譲開始から一定期間経過しても購入希望者がないケースもあり、市が昨年1月に単独補助のための独自の補助金交付要綱を定めた。補助は分譲価格の10%、上限30万円とした。補助対象指定は販売開始から2年以上経過した分譲地。

 補助対象第1号となったのは、本町二丁目18―6の167平方メートルの宅地で、分譲価格316万9000円。17年夏に販売を開始したものの、購入希望者がなかった。要綱上、30万円の購入補助が受けられる。また、住宅建築には一定の条件で県や市の別の補助金も活用できる。

 市の独自補助制度について、市都市計画課は「より購入しやすくして中心市街地の土地利用を促進し、中心市街地の居住人口の増加につなげていきたい」と話している。

市が新たに補助金交付の対象に指定した本町二丁目の分譲地
市が新たに補助金交付の対象に指定した本町二丁目の分譲地



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