2005年(平成17年) 6月23日(木)付紙面より
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鶴岡西部シンボルロード協議会(佐藤祐三会長)は、鶴岡西部土地区画整理事業区域(現美咲町)内で、景観形成やまちづくり活動を行っている個人や団体、事業所を表彰する「鶴岡西部まちなみ景観賞」を創設した。第1回となる本年度は美咲町の佐藤甚吾さん宅の石垣などの景観が選ばれた。23日、ベルナール鶴岡で表彰式が行われる。
同協議会は、同町内のシンボルロードとして位置付けられている都市計画道路345苗津大山線沿道の居住環境の保全、商業・業務用地の利用の健全化、環境形成についてのルールづくりを目的に、沿道の地権者などが2003年に設立した。
景観賞は、新しく形成された鶴岡西部地区内での景観維持や美化活動の推進を図ろうと、本年度に創設。対象地域を美咲町内とし、美化・清掃活動、緑化など景観づくりに配慮した取り組みや建造物、工作物の設置、まちづくり活動などを表彰対象としている。選考には佐藤会長、渡辺暁雄東北公益文科大助教授、今野昭博市都市整備課長の3人があたった。
表彰される佐藤さん宅は、玉石を積み上げた石垣(高さ50センチ)で角地の敷地の道路沿いを取り囲み、さらに生け垣を植栽して緑豊かな街並みを形成していることが高く評価された。
表彰は、同協議会の本年度総会の席上で行われ、佐藤さんには賞状と記念の銘板などが贈呈される。
景観賞の創設について事務局の市都市整備課は「新しいまちの西部地区で、住民の景観維持、美化活動に対する活動の活発化につなげたい」と話している。^k
第1回の鶴岡西部まちなみ景観賞を受賞した佐藤さん宅の石垣と生け垣