2005年(平成17年) 12月04日(日)付け紙面より
鶴岡市社会福祉協議会主催の「手話奉仕員講座(入門課程)」の閉講式が2日、市中央公民館で行われ、今年6月から約半年間にわたって手話を学んできた受講生8人に修了証、参加証が手渡された。本年度初めて設けた講座で、来年度には次の段階として基礎課程の実施も予定されている。受講生たちの間では「手話を通じた交流を広げたい」と、手話サークル結成の動きもあり、手話を通じた新たな活動が芽生えている。
手話奉仕員は、講演会などや日常生活の場で聴覚に障害のある人に手話を使って通訳するボランティア。各自治体や社協などで養成講座を開催している。鶴岡社協によると、これまで市内では奉仕員養成を目的とした講座がなかったため、本年度初めて同講座を設けた。
市ゆうあいプラザかたぐるま生活支援センターが企画し、初心者を対象とした入門課程を今年6月に開講。県聴力障害者協会庄内支部長の三ツ澤幸さんが指導者、同センター相談員で登録手話通訳者の小林美和子さんが手話通訳者となり、手話技術や聴覚障害者への理解を深める座学など計23回にわたって実施。中途受講者も含め計10人が受講した。
2日に中央公民館で行われた閉講式では、同社協の恩田隆嗣常務理事から皆勤者を含む講座の70%以上に出席した7人に修了証、規定に達しなかった受講生3人(2人欠席)に参加証が手渡された。恩田常務理事が「第1期の修了生。皆さんの活動によって手話奉仕員のすそ野も広がる。活躍を期待する」と激励。講師の三ツ澤さんは「これからも手話の勉強を積み、聴覚障害者への協力をお願いします」とはなむけの言葉を贈った。
一方、講座を通じて意気投合した受講生たちによって今月16日には、新たな手話サークル「この指とまれ」が結成されることになった。メンバーは受講生9人と三ツ澤さん、小林さんの計11人。来年度の基礎課程の受講に向けた手話技術の向上や会員同士の親ぼく、他サークルとの交流などを繰り広げていく。
メンバーは「手話を通じ、耳の不自由な人たちと積極的な交流をしていきたい」「近所の聴覚障害者と少しだが手話で会話ができるようになり、その方が明るく積極的になった。障害者のためにもっと役に立てれば」と意欲をみせている。22日には、活動第1弾として高齢者福祉センターおおやまのデイサービスを慰問するという。
また、講座を主催した鶴岡社協は「手話通訳者が増えることで聴覚障害者が安心して生活できる。育成活動を進めていきたい」と話し、今後も手話奉仕員育成に取り組んでいきたいとしている。
サークル「この指とまれ」はメンバーを募集している。第六学区コミセンで原則第1、3金曜日の月2回、午前10時から正午で活動を予定。会費は月300円。問い合わせは市ゆうあいプラザかたぐるま生活支援センター=電0235(28)3136=へ。
23回にわたって開かれた手話奉仕員養成講座
2005年(平成17年) 12月04日(日)付け紙面より
旬を迎えたヤツメウナギの料理講習会が3日、酒田市新堀公民館で開かれ、参加者がヤツメのさばき方と「やつめ汁」など地元に伝わる伝統料理を習った。
最上川下流にある同地区では古くからヤツメ漁が盛ん。現在は落野目漁業会(佐藤富男会長、会員14人)が秋から冬にかけて漁を行っている。酒田では旬の食材として根強いファンが多いことから今の時期、スーパーなどではヤツメを扱っている。
地域伝統の食文化を広めようと地元住民がさまざまなヤツメ料理の研究も行っており、講習会は同公民館が毎年開いている。今年は男女19人が参加。落野目漁業会のメンバーのサポートで「やつめの蒲焼き丼」、みそ仕立ての「やつめ汁」などを作った。
一番の難関はさばく作業。「包丁よりカミソリを使うと簡単」とアドバイ^kスを受けた参加者たちは、ヤツメをまな板に乗せ頭に杭を打って固定すると、カミソリで身開きに挑戦。中にはニョロニョロと動き回るヤツメに悪戦苦闘する参加者もいた。
昨年に続き参加したという女性は「父親がよくさばいていた。アメ横で生きているものを売っているというので自宅で挑戦してみたい」と話した。
ヤツメのさばき方を習う参加者