2005年(平成17年) 08月04日(木)付け紙面より
庄内地区の救急医療体制について協議する検討会が、5日に発足する。同じ酒田市内にあって、赤字経営が続く県立日本海病院と、改築構想が進む市立酒田病院の今後の連携強化や機能分担の在り方が、検討会の主要テーマになるものとみられる。両病院の連携をめぐっては、酒田市側が県に対して統合を打診した経緯もあり、検討会の中ではこうした点についても議論を深めることになりそうだ。
県と酒田市などは昨年度、日本海病院と酒田病院の連携を中心にした酒田地区の医療体制について、2度にわたって事務レベルで協議を行った。そうした中で、両病院の再編・統合を模索する動きが急浮上した。酒田市側は昨年11月、県に対し非公式に▽県と市で一部事務組合を設置して両病院を統合、運営する▽設置管理者は酒田市長とする▽救急医療分野は県が財政負担する―との提案を行った。
これに対し県は今年5月、「日本海病院の診療機能は、庄内2次医療圏全体の中で考える必要がある」として、「提案は受けられない」と回答した。
発足する検討会は、県、酒田市のほか、庄内2次医療圏で基幹病院の1つとなっている市立荘内病院を経営する鶴岡市、酒田、鶴岡両地区の医師会や消防組合などのメンバーで構成する。
県側は「検討会は、庄内地域の救急医療をどうするかを主題に、関係者間で自由討議する。しかし、日本海病院と市立酒田病院の連携、機能分担の在り方が今後の課題として持ち上がっていることもあり、検討会の協議テーマとなることも考えられる」としている。
2005年(平成17年) 08月04日(木)付け紙面より
庄内地方の桃の産地として知られる羽黒町松ケ岡地区で、早生(わせ)種の収穫作業が盛んに行われている。来週には主力品種「あかつき」の収穫が始まり、最盛期を迎える。
松ケ岡地区では、柿に次ぐ果樹として1983年から桃の栽培が始まった。全国的には山梨県や福島県、本県内陸地方などが産地として有名だが、庄内では地物として松ケ岡産が定着している。
地区全体で約6・5ヘクタールのうち、約3・5ヘクタールに約1400本栽培している地元の農事組合法人「松ケ岡農場」(吉野嵩恒代表理事)では、先月末から早生種の「暁星」や「紅国見」の収穫が始まった。
今年は春先の低温続きで花の開花が遅れ、例年より収穫期が1週間ほど遅れているが、甘みは十分で品質・収量とも期待できるという。吉野代表は「昨年は生育落果や7月の大雨の影響があったが、今年はいいようだ」と話した。
2日は、約10人ほどで収穫作業。赤く実った実を選びながら傷つけないように1つ1つ丁寧にもぎ取っていた。収穫した桃は直売所などほとんどが地元で消費される。収穫は今月中旬ごろまで。
羽黒町松ケ岡地区で桃の収穫作業が盛んに行われている