2006年(平成18年) 3月2日(木)付紙面より
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庄内地方の公立高校13校で1日、卒業式が行われ、卒業生たちが3年間の思い出を胸に学び舎から巣立った。
県立鶴岡中央高校(菊地善教校長)では午前10時から同校体育館で、在校生や卒業生の保護者、来賓などが見守る中、卒業証書授与式が行われた。
はじめに卒業生315人が入場。菊地校長が壇上で、普通科と総合学科各クラスの代表者9人にそれぞれ卒業証書を手渡し、「しっかりした価値観と正しい判断力を持つ自立した社会人になって下さい。そして新しいことへ積極的に挑戦する意欲と、学び続ける姿勢を忘れないでほしい」と式辞を述べた。また、来賓の菅崎茂樹PTA会長がはなむけの言葉を贈った。
続いて、在校生代表で生徒会長の寒河江核君(2年)が「さまざまな思いが込められた先輩の大切なバトンを受け止め、新しい伝統を築いていく」と送辞を述べた。これに対し、卒業生代表の田村拓也君が「これからそれぞれの道を歩んでいくが、高校で学んだことを忘れず社会でも今まで以上に努力したい」と答辞を読み上げた。
最後は、吹奏楽部が奏でる「フレンズ・フォア・ライフ」の音色が響き渡る中で、卒業生たちは温かい拍手に包まれながら会場を後にした。
卒業する各クラスの代表に卒業証書が手渡された=鶴岡中央高