2006年(平成18年) 8月16日(水)付紙面より
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「鶴岡市コミュニティビジネス研究会」は、首都圏在住のシニア世代を対象にした交流観光体験事業を展開する。10月に朝日地域と温海地域でブドウや赤カブの収穫などを盛り込んだツアー企画で、地元のシニア世代が企画から運営などを担う。
同研究会は、鶴岡市と市シルバー人材センター、早稲田大佐藤滋研究室が連携して設置。2005年度から団塊世代を中心としたシニア層が持つさまざまな知識や技術を生かし、地域のために活動できるコミュニティビジネスの仕組みや在り方を調査・研究している。
その一環として取り組む今回の旅行企画は、地元のシルバー人材センターに登録しているシニア世代がコーディネート。これまでのツアーに満足していない首都圏在住のシニア世代に向けて鶴岡での「スローライフ」を提案する。
ツアーは2回に分け、いずれも2泊3日の日程で実施する。1回目は10月4―6日の「ぶどう収穫ワインツアー」。内容はブドウの収穫とオリジナルワインづくり、六十里越トレッキング、田麦俣の多層民家宿泊など。2回目は同25―27日の「焼畑赤カブ収穫ツアー」で、赤カブの収穫と漬け込みやしな織体験、磯釣りなどが盛り込まれている。
両ツアーとも定員は各10人。参加費は3万円(集合場所までの交通費別)。申し込み多数の場合は抽選する。
研究会事務局の市都市計画課では「将来的に、シニア世代が企画から事業展開までを担えるかを検証したい。また、普通のツアーに飽きている人たちに新たな鶴岡の良さを発見してもらう旅となれば」と話し、首都圏鶴岡会の会員にダイレクトメールでPRするなどして参加を呼び掛けている。
申し込みの期間は今月21日―9月1日まで。電話、ファクス、Eメール、はがきで〒997―8601、鶴岡市馬場町9―25、鶴岡市都市計画課内シニアコミュニティビジネス研究会事務局=電0235(25)2111内線493、ファクス
同(25)2059=、up@city.tsuruoka.yamagata.jp