2006年(平成18年) 11月17日(金)付紙面より
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全国の塗装業者で組織する日本塗装工業会が制定する「いいいろ塗装の日」に合わせ、庄内地方の塗装業者の若手職人が16日、酒田市の若浜新橋地下道で落書き消しや化粧直しの奉仕活動を繰り広げた。
11月16日が「い・い・い・ろ」と読めることから同工業会では毎年この日に合わせ、「らくがきなくし隊」と銘打ち、公共施設などの落書きを消したり、化粧直しするなど社会奉仕活動を全国で展開。同工業会県支部が中心となり県内ではこの日、5カ所で一斉に活動が行われた。
酒田市で行われた活動は、庄内塗装工業会青年部(榎本吉昭部長)が担当、酒田、鶴岡両市の業者から若手職人約20人が参加した。JR羽越本線下を通り新橋四丁目と若浜町を結ぶ同地下道は以前から落書き被害に遭い、そのたびに地区民らが上から塗ったため、まだら模様になっている箇所があるという。
作業では内部の壁全体を塗り直しグレーで統一したほか、かなり色あせ消えかかっていた黄色や緑色、桃色などのリボン模様を化粧直し。職人たちは約4時間にわたり作業していた。
榎本部長は「社会奉仕活動として毎年続けていきたい」と話していた。
地下道で奉仕活動を繰り広げる庄内地区の塗装業者の若手職人たち