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2006年(平成18年) 12月11日(月)付け紙面より

恵まれた環境でワサビ栽培 有志が挑戦、来秋収穫に期待

 鶴岡市内の有志グループが、庄内では珍しいワサビの栽培に取り組んでいる。わき水に恵まれた中山間地域の環境を生かそうというもの。関係者は「庄内にはうまい魚、酒がある。それにワサビが加われば申し分ない」と来年秋の初収穫を心待ちにしている。

 ワサビを栽培しているのは、農業や会社員などさまざまな職種の仲間で昨年8月に立ち上げた「タキタロウ会」(大滝定吉会長、会員11人)。発足後、山辺町など県内でワサビ栽培に取り組んでいる地域に視察に出かけるなどし、栽培技術を学んできた。

 ワサビは日本原産の植物で、山あいの涼しい渓流に自生する。水のきれいな冷涼地での栽培も盛んで、静岡県や長野県などが主要産地として知られる。

 同会では、中山間地域のわき水に目をつけ、定植場所に朝日地域の大鳥と、金峰山ふもとの2カ所を選定。会員の出資金と鶴岡市朝日庁舎の産地づくり対策支援事業の補助を受け今年9月、山辺町の栽培農家に株分けしてもらった小指ほどの大きさの株をそれぞれ250株ずつ定植した。

 このうち金峰山ふもとの栽培地は、金峯神社の了承も得て、義経伝説も残る通称・弁慶清水と呼ばれるわき水を活用。現在は定植した7割ほどが根付き、水面に丸い葉を広げている。

 同会によると、薬味として利用される根茎が収穫できるようになるには1年ほどかかる。今後、冬期間を経て、難関とされる夏場の暑さ対策が課題になるという。

 同会では「初めての挑戦なのでうまく生育できるかは分からないが、地元のおいしいわき水を生かし、数年かけて軌道に乗せていけたら」と話し、「日本海で釣れた魚や酒など、庄内のうまいものと相性がいいはず」と、期待を膨らませている。
          
          

金峰山ふもとで根付いたワサビ。来年秋の初収穫を目指す
金峰山ふもとで根付いたワサビ。来年秋の初収穫を目指す


2006年(平成18年) 12月11日(月)付け紙面より

子育てハンドブックを改訂 小児科医一覧も掲載

 酒田市は、子育てに関する情報を一冊にまとめた「子育てハンドブック」を改訂した。新市としては初の発行で、旧3町地区の情報を含め、遊び場を分かりやすく示したマップや小児科医の一覧など、新たなページを充実させ、より利用しやすいものにした。

 出生届を提出にきた若い夫婦らに配布するため、旧市で数年に1回、改訂版を出してきた。今回は合併を機に大幅に改訂するに当たり、子育て中の母親や保育士、保健師たちから掲載してほしい情報や体裁について意見を聞き、改善を図った。

 そうした意見を踏まえ、今回新たに掲載したものは、▽酒田地区の小児科医の一覧(母親たちから『転勤族にも分かりやすいように』との声を受けて)▽母親の再就職支援に関する相談窓口(母親たちからの要望)▽子供がかかりやすい感染症の一覧(保育現場からの要望)▽応急処置の一覧(同)など。

 また、公園や行楽施設などを示した「遊び場マップ」は、各地区ごとに場所や特徴を分かりやすく記載。市の児童センターや子育て支援センター、子育てサークルなどに関する情報を充実させ、母親たちが気軽に仲間づくりや悩みの相談に行けるように配慮した。

 市児童課では「悩みを1人で抱え込まないで、相談してほしい。ハンドブックが糸口になって、いろんな支援があることを知ってもらえたら」としている。

 A5判、72ページ。900部を製作。本庁舎の市民課、児童課、各総合支所に置いているほか、今後、市内の病院にも置いてもらう予定。問い合わせは市児童課=電0234(26)5735=へ。       

大幅に改訂した酒田市の「子育てハンドブック」
大幅に改訂した酒田市の「子育てハンドブック」



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