2006年(平成18年) 12月14日(木)付け紙面より
第三セクターの「株式会社酒田港リサイクル産業センター」(本社・酒田市、加賀谷聡一社長)が進めているリサイクル資源保管施設建設工事の安全祈願祭が13日、酒田市宮海の酒田北港の建設現場で行われ、来年3月の完成を目指して工事が始まった。国土交通省の補助を受けて建設する共同利用型の施設で、関連業者が木くずや建設発生土を持ち込んでストックし、船を使って県外に運ぶ。リサイクル関連物資の物流を促し、酒田港の新たな活性化の核になるものと期待されている。
同社は、リサイクルポート(静脈物流拠点港)の酒田港を拠点に、循環型社会を形成する多角的な事業を展開し、同港の利用促進を通じて地域の活性化を目指す会社。酒田市と地元のリサイクル関連業者、金融機関など19団体が出資し、今年6月に設立された。その後、県も出資を決め、計21団体で資本金3500万円となる。公的出資は酒田市、県が各200万円となっている。
リサイクル資源保管施設は、国土交通省のリサイクルポート拠点形成支援事業の補助を受けて整備する。敷地は県臨海工業団地の5600平方メートルを購入。ここに鉄筋コンクリート一部鉄骨造り平屋建ての木くず保管施設(広さ900平方メートル、保管能力660トン)と建設発生土保管施設(広さ同、保管能力2640トン)各1棟、建設発生土貯留ピット(広さ30平方メートル)2カ所を整備する。総事業者は2億5000万円で、うち7000万円が国土交通省の補助。
木くずは建築廃材で、新潟県糸魚川市の姫川港に運び、発電施設の燃料などに使われる。建設発生土も同港などに運び、セメント原料となる。初年度は木くず2000トン、建設発生土5000トンを取り扱い、1億5000万円の売上を見込む。
この日の安全祈願祭には、出資団体の関係者ら合わせて約30人が出席。加賀谷社長らがくわ入れを行い、工事中の安全を願った。
加賀谷社長は「せっかく港湾施設が整備されても民間企業が張り付かないと意味がない。港湾整備と企業の活動は車の両輪。県内の業者にどんどん使ってもらい、酒田港の物流を増やし、発展につなげたい」と抱負を語った。
加賀谷社長らがくわ入れを行い、工事中の安全を願った
2006年(平成18年) 12月14日(木)付け紙面より
ハタハタの群れの第1陣が12日、酒田市宮海の酒田北港の通称・水路にやってきた。同日は好天も手伝い、家族連れなどが繰り出して岸辺にびっしりと並び、竿を出す間もないほど。時間帯によっては1時間で50―60匹というペースで釣れ、訪れた人たちはクーラーボックスを満杯にしていた。
ハタハタが水路に来るようになったのは2002年から。同市の釣具店・フィッシングトミヤマ店主の富山誠一さんによると、今シーズンは12日朝から釣れ始めた。昼ごろまでには延長約2キロの水路、その北端から東に延びる岸壁約500メートルに、待ちかねた「太公望」が並び竿を垂れていた。
多くの人が使っている仕掛けは、返しのない針がいかり状に5、6本付いているもの。5―10号程度の道糸に結びおもりを付け、あとは海中で上げ下げするだけ。1回で2、3匹かかることもあるという。
情報を聞きつけ午前11時ごろから来ているという男性は「昼前までに30匹ほど揚がったが、その後はさっぱり。それでも楽しい」と笑顔で話していた。
富山さんは「12日は午前の釣果が良かった。今回のものはまだ大きい群れではなく、これから断続的に第2陣、第3陣と続くだろう」と話している。
ハタハタ釣りを楽しむ人たち=12日午後