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2006年(平成18年) 9月24日(日)付紙面より

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「森の忍者」クマタカ求めて 双眼鏡手に家族観察会

 鳥海山南ろくにすむ猛禽類の世界に触れる自然体験教室「クマタカ」と遊ぼうが23日、酒田市の鳥海高原家族旅行村周辺で行われ、家族連れが野生動物の生態を学んだ。

 鳥海南ろくの日光川沿いで3組のクマタカのつがいが確認され、旅行村周辺でももう1組が見つかっている。「森の忍者」と言われるクマタカや絶滅が心配されているイヌワシなど多くの野鳥が暮らす鳥海山の自然への理解を深めてもらおうと、環境省猛禽類保護センターが初めて企画。酒田市内の小学生と親たち13人が参加した。

 センターでクマタカの生態や鳥海山の植物などについて説明を受けた後、参加者は昔の登山道を通って旅行村までの1キロほどの道のりを散策。視界が開けた場所では双眼鏡で空を見上げ、野鳥を探した。ワシタカ科のノスリが飛んでいるのを目にした子供たちから歓声が沸きあがっていた。

 参加した小学生の1人は「双眼鏡を使うと、野鳥の姿が間近に見えてすごいと思った」と話していた。午後からは木の枝を拾い集めてクマタカの巣作りなどを行った。
 
 

双眼鏡を使って野鳥の姿を探す参加者
双眼鏡を使って野鳥の姿を探す参加者


2006年(平成18年) 9月24日(日)付紙面より

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“藤島のハチ公”渋谷へ 試作品と判明の石こう像 写真パネルで紹介

 東京・渋谷区の忠犬ハチ公像の試作品だったことが分かった鶴岡市藤島庁舎の秋田犬の石こう像が、11月3、4の両日に代々木公園周辺で開かれるフェスティバル「渋谷区くみんの広場」で“もう一つのハチ公像”として広く紹介されることになった。22日に渋谷区役所の担当職員が同庁舎を訪れ、試作品であることを突き止めた同市藤島の薬剤師、高宮宏さん(60)からその経緯などの説明を受けた。

 秋田犬の石こう像は1985年に旧藤島町役場(現藤島庁舎)の庁舎完成を記念し、町内の建設会社会長から寄贈されたもの。

「渋谷のハチ公によく似ている」と感じた高宮さんが、石こう像に刻まれた「士 194」の刻印を手掛かりに調べたところ、渋谷のハチ公の制作者で彫刻家の安藤士(たけし)さん(83)=東京都渋谷区在住=が、ハチ公の試作品として制作したものだと分かった。高宮さんが一昨年12月、安藤さんに確認した。

 くみん広場では毎回、ハチ公にちなんだイベントを開催しており、新聞の掲載記事で試作品の存在を知った渋谷区役所が、渋谷公会堂で藤島のハチ公を写真パネルなどで紹介するコーナーを設けることにした。22日に同区役所の担当職員が、写真撮影などのため藤島庁舎や藤島ふれあいセンターのハチ公広場などを訪れた。

 高宮さんに試作品と分かった経緯などをあらためて聞いた担当職員は「ハチ公は渋谷区のシンボル。試作品が500キロ離れた藤島に現存していることや、高宮さんによって解き明かされた秘話を、多くの人に知ってもらう展示にしたい」と話していた。
 

鶴岡市藤島庁舎にあるハチ公の試作品の石こう像を前に、高宮さん(右)から説明を受ける渋谷区の職員
鶴岡市藤島庁舎にあるハチ公の試作品の石こう像を前に、高宮さん(右)から説明を受ける渋谷区の職員



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