2007年(平成19年) 4月7日(土)付紙面より
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鶴岡市藤島庁舎エコタウン室は本年度、同市内の農業関係機関と連携し、環境にやさしいエコ農業を推進するため栽培技術を確立していく研究実証事業に本格的に取り組む。5日は藤島庁舎で関係機関との検討会を開き、調査研究の内容について話し合った。
エコ農業に関しては旧藤島町がエコタウンプロジェクトとして取り組んできた。市はそうしたプロジェクトの継続発展を視野に同事業を進める。
検討会にはエコタウン室、県庄内総合支庁農業技術普及課、JA庄内たがわ、JA鶴岡、山大農学部の5関係機関の関係者と、調査に協力する同市の農業生産者ら計20人が出席。本年度は市内19カ所のほ場で13項目の研究実証を行うことを確認した。
調査内容は、エコ農業関連調査として▽疎植稲作による環境にやさしい米づくりの実証▽エコ有機センターの堆肥(たいひ)を使った堆肥の適正使用技術の確立▽豚尿液散布技術の実証―など8項目。土地利用型野菜・伝統野菜・機能性作物栽培実証として▽マコモタケ栽培展示▽すいおう栽培調査―など4項目。ほかに水稲の有機栽培種子生産の可能性に関する調査も行う。
中間報告会や各ほ場の巡回見学会なども行い、データ収集などに努める。
エコ農業の研究実証を進める検討会