2007年(平成19年) 5月24日(木)付紙面より
ツイート
全農庄内本部(菅原伝一本部長)が中心となり昨年結成した「庄内米ファンクラブ」(会長・黒土三男映画監督)による、庄内米PRのための「全国行脚」がこのほど、愛知県豊田市の老人ホームを皮切りにスタートした。黒土監督がかまどで炊いた「のびのび(コシヒカリつくばSD1号)」を広く振る舞うもの。同ファンクラブ事務局の同本部米穀部では、今後も同キャンペーンを全国各地で開催する方針。
同ファンクラブは昨年5月、来年度まで展開する米づくり運動「感動のおいしさ庄内米・こめづくり運動」推進本部の設立に合わせ設置。同8月からインターネットで会員募集を開始した。会員特典としては、期間限定、地域限定の減農薬米やコシヒカリSDなどこだわりの庄内米が入手できるほか、会員を対象にクイズやアンケートに答えるだけでプレゼントが当たる「グローアップマンスリーキャンペーン」が現在、開催されている。
ファンクラブ設立総会の席上、黒土監督が「PR活動の一環として全国のホールの片隅などを借り、かまどで炊いた庄内米を振る舞うことを考えている。おいしさを実感してもらえたら」と話したことから実現した今回の「全国行脚」は、「かまどでご飯を炊こう!庄内米キャンペーン」と名付けられた。
第1弾のキャンペーンは19日に愛知県豊田市の老人ホームで行われ、入居のお年寄り、近隣の小・中学生と父母を招待。黒土さん自らがかまどの前に陣取り、周囲に漂う煙に悪戦苦闘しながら用意した「のびのび」計10キロを5回に分け炊飯した。招待客は、かまどで炊いたご飯のおいしさを再確認していた。
同本部米穀部は「今後も全国のより多くの人々に米のおいしさ・大切さを訴えていきたい」と話している。
庄内米PRキャンペーン第一弾=愛知県豊田市