2007年(平成19年) 6月28日(木)付紙面より
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鶴岡商工会議所(本山彌会頭)が中心となった「株式会社まちづくり鶴岡」は26日、東京第一ホテル鶴岡で創立総会を開き、中心市街地の活性化事業への取り組みをスタートさせた。
新会社は同会議所を母体とし、会員事業所などから出資者を募り、パートナーシップ型の組織体制で運営する。行政などからのまちづくりに関連する業務委託をはじめ、中心市街地再開発のコンサルティングやコーディネート、にぎわいを創出する観光関連事業、商店街への活動支援などの事業展開を想定している。中心部への定住を促進し、高齢者が安心して暮らし続ける環境整備と若者が生活を楽しむステージづくりによる「多世代交流(コミュニティミックス)」によるまちづくりを描く。
この日の創立総会には、発起人と株主約40人が出席。一株5万円で出資を募った計2000万円を資本金とし、本社を同会議所内に置くなど定款を決めた。役員の選任では会頭の本山庄交ホールディングス会長、副会頭の早坂剛エルサン社長、飯野準治荘内三菱電機商品販売社長、國井英夫荘内銀行専務、同会議所の保科正彦専務理事の5氏を取締役、加藤捷男鶴岡信用金庫理事長を監査役に決めた。総会後の取締役会で社長に本山氏を選出した。
本山社長は「疲弊している中心商店街の活性化など課題が山積している。鶴岡のノウハウを結集し、にぎわいのある住みやすい中心市街地づくりに向けて協力を願いたい」とあいさつした。
まちづくり鶴岡では当面、会社運営が軌道に乗るまで役員は無報酬とする。今後はさらに出資者を募っていくとともに、専門スタッフを確保し運営体制の整備を含め事業の具体的内容を明確化していく。
中心市街地の活性化事業などに取り組む「株式会社まちづくり鶴岡」が始動した