2007年(平成19年) 7月8日(日)付紙面より
ツイート
県内の総合型地域スポーツクラブ同士の情報交換や交流の拠点となる連絡協議会の設立総会が6日、山形市の県スポーツ会館で開かれた。地区別の研修会開催などのほか、新規にクラブの開設を目指す団体を積極的に支援し、県内各地域の生涯スポーツ活動の充実を図っていく。総合型地域スポーツクラブによる全県対象の組織設立は、全国的にも珍しいという。
連絡協議会は、設立準備中の8団体を含め35クラブが登録。この日の設立総会には各クラブの代表ら約60人が出席し、規約や本年度の事業計画、収支予算などを決め、初代会長に鶴岡市民健康スポーツクラブの鎌田博子クラブマネジャーを選任した。協議会への登録数は県内4地区別では、庄内地区が団体数、会員数とも最大となっている。
設立総会で鎌田会長は「各クラブ、県、県体協の協力で、ようやく設立することができて感無量。設立がゴールではなくスタートだ。創設に向けて頑張っているクラブの悩みを自分たちの悩みとして聞きながら、みんなで知恵を出し合って組織を育てていきたい」と抱負を述べた。
初年度の事業計画では、クラブ運営にかかわる研修会を地区別に実施するほか、事例発表や全体交流の場とする「地域スポーツクラブサミット」を県と共催で12月に開く。各クラブの活動事例などを紹介する広報紙も発行する。
総合型地域スポーツクラブは、地域の実情に応じた生涯スポーツの拠点として県内各地で創設されている。旧44市町村単位では現在、設立準備中を含め27市町村に計41団体がある。県などは2011年度までに全市町村での創設を目指している。
地域生涯スポーツの拠点となる県内の各クラブが結集した連絡協議会の設立総会