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2007年(平成19年) 10月26日(金)付け紙面より

本県 全教科で平均以上 全国学力調査 中学3年の正答率高く

 全国の小学6年生と中学3年生を対象に今年4月に実施された「全国学力・学習状況調査」の結果がまとまり、文部科学省が24日に公表した。学力調査の都道府県別正答率の平均で山形県は、すべての教科で全国平均と同じか上回る結果となった。特に、中学3年の正答率が高く、県教委は「各学校の努力とともに、県内で進めてきた少人数教育のねらいが実現している」と受け止めている。

 児童・生徒の学力低下が指摘される中、全国の学力水準状況を把握し、学校現場や教育委員会の教育や教育施策の成果と課題を明らかにする目的で、文科省が全国すべての小学6年と中学3年を対象に実施した。学年全員の調査は43年ぶり。県内では、公立、国立、私立の全校で実施され、小学6年1万960人、中学3年1万1327人が参加した。

 学力調査は国語と算数・数学の2教科で、それぞれ基礎的知識に関するA問題と活用力をみるB問題の2種類。文科省は教科ごとの都道府県別平均正答率を公表した。
 県内の正答率(公立)は、小学校の国語Aが83・3%で全国平均を1・6ポイント上回り、国語Bは2ポイント上回る64%。算数Aは0・5ポイント上回る82・6%、算数Bは全国平均と同じ63・6%で、全国平均と比べ国語の正答率が算数よりも高い結果となった。
 中学校の国語Aは84・6%で3ポイント、国語Bは76%で4ポイント、数学Aは75・3%で3・4ポイント、数学Bは64・1%で3・5ポイントそれぞれ全国平均を上回り、都道府県別平均ではいずれも全国10位以内となった。

 県教委は、各教科で全国平均以上となったことについて▽温かな人間関係の中で確かな学力を身につけるという少人数教育のねらいが各校で実現し、一人一人を大切にした授業が丁寧に行われている▽指導方法の工夫により分かる授業づくりが推進されている▽地域の中で子供たちが安心して楽しく学校に通うことができる伝統的な教育風土―などを挙げている。

 公立校の都道府県別平均正答率の差は小学校、中学校ともにほとんどが全国平均の上下5ポイント以内で、大きなばらつきはなかった。また、大都市やへき地など地域の規模に関しても大きな差はみられなかった。

 一方、同時に実施された学習状況調査の結果から、文科省は生活習慣や意識と、学力調査での正答率の相関関係を分析。「朝食を毎日食べる」「家で学校の宿題をする」児童・生徒の正答率が高い傾向がみられ、「読書好きで普段から読書をする」児童・生徒の方が国語の正答率が高い傾向がみられた。

 県内で「朝食を毎日食べる」と回答したのが小学校88・8%、中学校85・1%と全国平均に比べそれぞれ2・6ポイント、4・6ポイント高く、県教委は「学習状況調査をみると、朝食に限らず県内の子供たちの規範意識は高い。そうしたことが学力の向上につながっている」と分析している。

 学力調査の結果は、市町村や各学校にも提供された。県教委は市町村名や学校名が特定できるような情報は公表せず、県も県情報公開条例の規定で不開示情報としている。

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2007年(平成19年) 10月26日(金)付け紙面より

魅力伝えて 32人に「庄内ガイドドライバー」の称号

 観光ガイドができるタクシー乗務員「庄内ガイドライバー」の認定証交付式が24日、三川町の県消防学校で行われ、認証検定に合格した1期生32人にガイドライバーの称号が与えられた。観光客の求めに応じて庄内地域の魅力を積極的にアピールし、観光振興の一翼を担っていく。

 観光客などと接する機会の多いタクシー乗務員を対象に、庄内地域の歴史や文化、自然、食などに関する知識を身につけてもらうもの。県ハイヤー協会に加盟する庄内地域の22社と庄内観光コンベンション協会で組織する「庄内ガイドライバー協議会」が県内初の取り組みとして企画。「おもてなしの心」の醸成、観光の総合的なレベルアップを狙いとしている。

 1期生は14社から名乗りを上げた32人。今年3月から研修をスタート。同協議会で作成したテキスト「誘遊(ゆうゆう)読本」のほか、鶴岡、酒田両市の観光スポットでの現地研修や座学の計3回の研修会で基礎知識を学習。この日の検定に臨んだ。

 設問は▽鶴岡市関川地区に伝わる織物▽山居倉庫が建てられた時期▽庄内地域とほぼ同じ面積の県―など計50問。3択式で8割以上正解すると合格で、全員が合格した。

 交付式では、同協議会の日向信之会長が一人一人にガイドライバーの認定証と車両後部ドアに張るマグネット式のステッカーなどを授与した。1期生を代表し酒田第一タクシーの白旗孝さんが「思いやり、目配り、気配りはもちろん、ガイドライバーとしておもてなしの心を忘れず頑張りたい」と決意を述べ、高橋節庄内総合支庁長が「観光客に最初に接する機会が多い皆さんの印象が庄内のイメージにつながる。さまざまな場面での活躍を期待する」と激励した。

 同協議会では本年度内に2期生を募集し、ガイドライバーの育成を図っていく。
         

日向会長(左)からガイドライバーの認定証が授与された
日向会長(左)からガイドライバーの認定証が授与された



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