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2007年(平成19年) 11月15日(木)付け紙面より

県境2区間「2車線」に 道路整備中期計画 見直しも日沿道に見通し 国交省素案

 国土交通省は13日、2008年度から10年間の道路整備中期計画の素案を発表した。素案には、整備計画がありながらも未供用の高速道路など高規格幹線道路187区間を対象とした整備効果の点検結果が盛り込まれ、庄内地域関連では日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の両県境区間となる新潟・朝日―温海間(36キロ)と酒田みなと―象潟間(29キロ)の2区間が、3つに分類された評価のうち2番目となる「完成2車線相当への見直し」区間に位置づけられた。3番目の評価は一般道の活用など整備の見直しが必要としており、県は「3番目の評価にならなかったことで、整備の見通しが見えてきた」と受け止めている。

 点検作業では、道路公団民営化の際に用いた評価手法を基に、走行時間短縮などの整備効果が建設・維持管理費を上回るかどうかを確認。その上で、高度医療機関への搬送時間の短縮などの「外的効果」も加味し、1.完成4車線の現計画で整備 2.4車線から完成2車線相当の構造に見直し 3.現道活用など構造・規格の見直し―の3つのグループに分けて判定した。

 187区間のうち、グループ1は158区間、2は17区間、3は12区間となり、素案ではすべての区間とも「社会的な便益が費用を上回ることを確認できた」としている。

 点検結果によると、日沿道の朝日―温海間は完成2車線の概算事業費1478億円(4車線の現計画事業費1936億円)、酒田みなと―象潟間は同じく982億円(同1286億円)。

 日沿道のほか県内関係の評価は、すでに事業化している東北中央自動車道の尾花沢―新庄間(18キロ)と新庄―新庄北間(5キロ)、未着手の新庄北―金山町飛ノ森間(21キロ)がグループ1、県境区間の真室川町及位―秋田・湯沢市間(9キロ)はグループ2となっている。

 県内の高速道路の点検結果について、県高速道路整備推進室は「県内の未供用区間すべてがグループ2以上の判定となったことを評価したい」とした上で、日沿道の両県境部分の整備に関し「都市計画決定に向けた作業が進む酒田みなと―遊佐間を含め、早期の整備着手と、地元負担を軽減する整備手法について国交省に要望していきたい」と話している。

 素案は、一般道を含めた「真に必要な道路」の整備について、選択と集中による効果的な事業を実施するとして▽国際競争力の確保▽地域の自立と活力の強化▽安全・安心の確保―などの政策課題ごとに数値目標を掲げた。具体的には、救急車など緊急車両の走行や路線バスの運行などに支障がある生活幹線道路5000区間や、渋滞個所のうち事業効果が高い3000カ所で対策を実施するとして、必要な費用を積み上げて事業費を算出した。

 今後10年間の総事業費は道路整備に65兆円、高速道路の料金割引など関連施策に3兆円以上を見込み、原資となる道路特定財源の関連で来年3月末に期限を迎える暫定税率の10年間延長を求めている。中期計画は与党などとの調整を経て、12月中に閣議決定される運び。


2007年(平成19年) 11月15日(木)付け紙面より

「あきらめないこと」大切 工藤投手(横浜ベイスターズ)実技も伝授

 現役プロ野球選手最年長で横浜ベイスターズの工藤公康投手(44)が14日、酒田市の松原小学校(那須栄一校長、児童567)で講演、「あきらめないことの大切さ」を語った。また、野球のスポーツ少年団員にピッチングの実技指導、上手な肩とひじの使い方などを伝授した。
 工藤投手は、酒田法人会(前田直己会長)が同日に開いた「税を考える週間」記念講演会の講師として同市を訪問。講演会前の時間を割き同校で野球教室を開催した。

 工藤投手は全校児童を前に講演。「夢を実現するには、あきらめないこと。その上で、努力、我慢、チームワークが必要になる」「皆さんは今、一生懸命遊ぶことが一番大事。それが将来、夢の実現につながる」「野球だけやっても野球選手にはなれない。いろんな遊び、スポーツに取り組んでほしい」などと話した。

 また、指を一本ずつ内側に曲げて手首につくかを全員でテスト。「野球選手がプロになれない理由の半数は、けが」とし、関節の柔らかさが、けがをしにくい体の基礎になっていることを強調した。また、野球スポ少団員らを相手に、良い投球フォームのつくり方を縄を使って実演した。

 最後に、児童を代表して6年生の友野美空さん(11)が「あきらめないことの大切さを学びました。今日は、ありがとうございました」とお礼を述べた。
          

          

画像(JPEG)
松原小児童を前にけがをしにくい投球フォームを教える工藤投手



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