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2007年(平成19年) 6月1日(金)付紙面より

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子供の味方「おもちゃの病院」 6月17日 鶴岡市中央児童館で再開

 子供たちの壊れた玩具を無料で治してくれる「おもちゃの病院」(五十嵐一也院長)が、鶴岡市中央児童館に場所を移して再開することになった。これまでの開設場所だったフリーマーケットの閉鎖に伴って活動を諦めていたが、利用者からの「何とか続けてほしい」といった声を受け、開設できる場所を探していた。再開初日は6月17日。以後、毎月第3日曜日に同児童館で“診療”活動を行っていく。

 おもちゃの病院は、以前は旧中央児童館に開設され、鶴岡高専の学生が中心となって運営していたが、活動は一時期途絶えていた。その後、NHK庄内文化センター駐車場で開かれたフリーマーケットに加わり2003年7月から毎月第3日曜日に開設。県発明考案振興会員や高専生がドクターとなり活動し、大切なおもちゃが壊れて困っていた子供たちの「強い味方」として定着してきた。

 5月に最後の活動を行った後、閉院を知った利用者や長年活動を見守ってきた市民からは「おもちゃを治してくれるところがなくなる」「物を大切にする心をはぐくむ。続けてほしい」など閉院を惜しむ声が寄せられていた。

 そうした中、スタッフだった高専生の父親が、高専生として鶴岡市に在住していた際、旧中央児童館での「病院」立ち上げに携わっていたことが偶然に判明。さらに現中央児童館の吉住和子館長とスタッフらが知り合いだった。そこで再開について相談したところ、同児童館で場所を快く提供してくれることになった。

 新しい「おもちゃの病院」は毎月第3日曜日の午前9時―正午で開設する。五十嵐院長をはじめ高専生の計数人がドクターとなり、子供たちから持ち込まれたおもちゃを治療する。

 フリーマーケット時代から運営に携わってきた同振興会の富樫芳男さんは「利用者やスタッフから継続を望む声があった。再開できることになりうれしい。病院を通じて子供たちに物を大切にする気持ちや機械をいじる楽しさを伝えていきたい」と喜んでいる。

 治療は無料。電池交換や部品交換の場合は実費を負担してもらう。また、当日に完治しないものは次回の開設日まで「入院治療」する。分解して修理することもあるため、ぬいぐるみタイプや希少価値の高いおもちゃは受け付けない。また、病院では高専生のほか社会人など広く「おもちゃドクター」を募集している。

 「おもちゃの病院」に関する問い合わせは、市中央児童館=電0235(24)4608=へ。


2007年(平成19年) 6月1日(金)付紙面より

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相談窓口を明確化 品目横断的経営安定対策で鶴岡市

 鶴岡市は31日、「担い手・集落営農総合相談窓口」を市役所本所農政課と各地域庁舎の産業課内に設置した。品目横断的経営安定対策に関する農業者の相談機能と支援体制を強化するため。

 国が本年度から導入した品目横断的経営安定対策は、原則4ヘクタール以上の田畑を持つ認定農業者か、20ヘクタール以上の集落営農組織の担い手農業者を対象として支援を集中する新しい農業政策。該当品目は米、麦、大豆など。対象外となると補助金などの支援措置が受けられなくなる。

 市農政課によると31日現在、認定農業者は1351人、集落営農組織は392人が加入手続きしており、同市の農業者数の32%、耕作面積で61%となっている。
 
 相談業務は、農業者から「どこに相談に行けばいいのか」「主体となる窓口を設けてほしい」といった声を受けて設置した。相談業務は市職員が担当。農業者の個別的・具体的な経営課題、品目横断的経営安定対策に関する相談を受け付け、県、農業委員会、農協、土地改良区などの関係機関と連携して農業者にアドバイスなどを行う。

 初日の31日は、太田純功農林水産部長ら関係者が窓口を示す看板を本所農政課に設置した。同課では「以前から相談は受け付けていたが、より相談しやすいように窓口を明確化した。気軽に訪れてほしい」と呼び掛けている。相談の受け付け時間は平日の午前8時半―午後5時。

太田農林水産部長らが看板を設置し相談業務を開始
太田農林水産部長らが看板を設置し相談業務を開始



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