2008年(平成20年) 6月7日(土)付紙面より
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鶴岡市は5日、市内の食品系スーパーマーケットやホームセンター計6社と市民団体、鶴岡市の間で、レジ袋の無料配布を取りやめることで基本合意したと発表した。取りやめ時期は「今秋の早い時期」とし、7月初旬に協定を締結した後、市広報や参加店舗での店内放送などで市民に周知を図っていく。
市と事業者、消費団体の3者で4日に設立した「市あなたはいつでもマイバッグ推進協議会」で合意した。合意・確認内容は3者が協力してレジ袋の無料配布取りやめを推進。目標として今後3年間でマイバッグ持参率を80%以上にする。
参加企業は、主婦の店鶴岡店、生活協同組合共立社、エーコープ庄内、ヤマザワ、マックスバリュ東北、ホームセンター・チャンピオンの6社。市民団体は、市消費生活研究会、藤島あすなろ会、櫛引消費問題研究会、市衛生組織連合会の4団体。
市リサイクル推進課によると、当面は鶴岡市内で営業する6社の計約30店舗でのスタートを見込んでいる。このほか、市内にはスーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアなどが20社あり、同課ではさらに参加を呼び掛けていく。
鶴岡市では2002年に、全国の市町村では2番目にノーレジ袋運動をスタート。街頭キャンペーンなどを展開し、レジ袋の削減を図っている。07年に行った食品スーパー店頭調査では、マイバッグ持参率は46・1%。ここ4年間では40%台で推移し、頭打ちの状態となっている。