2008年(平成20年) 12月02日(火)付け紙面より
モンテディオ山形、悲願のJ1昇格! M山形は第44節の30日、愛媛県のニンジニアスタジアムで愛媛FCと対戦。終始愛媛に先攻を許す厳しい展開となったが、試合終了間際に劇的な逆転ゴールを決め3―2で勝利した。通算成績は22勝10敗9分け、勝ち点は75。12月6日の最終節を前に2位が確定、J2リーグ開幕の1999年から参戦してきたM山形は、10年目にして初めてのJ1昇格をつかみ取った。この日、パブリックビューイング(PV)が行われた鶴岡市のエスモールには約600人のファンが詰め掛け、歓喜の瞬間に酔いしれた。
勝てば自動的にJ1昇格が確定する大一番、ニンジニアスタジアムには山形から約300人のサポーターが応援に駆けつけた。M山形は試合序盤、選手に硬さが見られ、愛媛に攻め込まれた。10分、ペナルティエリア正面付近でのFKを直接決められ先制を許したが、直後の12分にカウンターからFW長谷川悠が左足でシュートを決め同点に追いついた。しかし32分、再びFKから失点し、1―2で前半を終えた。
後半、M山形は両サイドから愛媛ゴール前に攻め込むが決定的な好機をつくれず、その後は一進一退の攻防が続いた。試合終了が近づいてきた43分、FKからDF石川竜也が直接ゴールを決めて同点。直後の44分にはMF渡辺匠が放ったシュートが相手DFに当たり、こぼれ球をFW豊田陽平が押し込んで劇的な逆転勝ちを収めた。
M山形は最終45節の12月6日、天童市のNDソフトスタジアム山形で水戸ホーリーホックと対戦する。
J1昇格が決まり、PVの観客は大歓声を上げた=30日、鶴岡市・エスモール
2008年(平成20年) 12月02日(火)付け紙面より
鶴岡市の出羽三山神社に奉納する「厄綱」の綱打ちが30日、同市羽黒町荒川の農業、丸山源作さん方で行われ、地元住民たちでつくる綱奉納有志会(丸山豊弥会長)のメンバーが長さ約30メートル、最大直径約20センチの綱を完成させた。同神社で大みそかに行われる松例祭で使用される。
毎年11月最後の日曜日に行っている地元の伝統行事。厄綱は、疫病をもたらす「ツツガムシ」に見立てたわらを燃やして五穀豊穣(ほうじょう)、疫病退散などを祈願する松例祭で、ツツガムシの横に巻かれる。綱の材料となるわらは、地元住民が背の高い稲を育てくい掛けして1カ月ほど干したものを使う。
この日は7人の男衆が綱打ちに参加。家族がわらを寄り合わせた「ヨメ」と呼ばれる束を次々とつなぎ合わせて太い綱に締め上げ、さらにヨメを挿し足しながら締め上げる作業の繰り返し。男衆は「よいしょー、よいしょ」と掛け声を合わせ力強く綱を締めていた。
丸山会長は「かつては多くの集落で綱打ちが盛んに行われていたが、現在はここと広瀬地区だけとなった。できる限り続けていきたい」と話していた。完成した綱は、はみ出たわらの部分をはさみなどできれいに切り取り、形を整えた後に塩で清め、同日夕方に出羽三山神社に奉納された。
力を合わせて綱を締め上げる参加者たち