2009年(平成21年) 11月15日(日)付紙面より
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県の新品種「つや姫」を使った給食が12日、三川町の押切小学校(田中利幸校長、児童146人)で行われ、子供たちが町内産つや姫の新米ご飯や菜の花サラダなどを味わった。
三川地域有機農業推進協議会(菅原孝明会長)が町内の子供たちに食べてもらいたいと、つや姫68キロを提供。すでに今月2日に町立みかわ保育園・幼稚園でおやつとして出され、残る横山、東郷の2小学校と三川中でも19日の給食で提供される。
この日は、月1回行っている「ふるさと給食」の一環として出され、メニューはつや姫のご飯のほか、地元の女性農家グループが加工している里イモ団子や野菜が入った団子汁、サンマのかば焼きなど。つや姫を提供した菅原会長ら生産者5人も訪れ、全校児童とともにランチルームで会食した。
地元の食材とあって子供たちはおいしいと大喜び。4年生の五十嵐祐樹君は「ご飯が一番おいしい。粘り気がある」と笑顔を見せ、6年生の鷹濱蘭さんは「つや姫は米の味が濃いような感じ。甘みがあっておいしい」と話していた。
「甘くておいしい」。町内産のつや姫の新米などを味わう押切小児童
2009年(平成21年) 11月15日(日)付紙面より
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庄内地域の企業の事業活動を紹介する「産業フェア庄内2009」が14日から、三川町のいろり火の里なの花ホールで始まった。120社を超える企業が自慢の製品などを披露するとともに、出展企業同士が交流している。
企業間の交流を促すことで新たなビジネスの可能性を探り、庄内企業の一層のパワーアップを図る狙い。出羽、庄内町、酒田ふれあい、遊佐町の4商工会と県商工会連合会が実行委員会を組織し、昨年に続いて企画した。今回のテーマは「農と商工の連携を探る」。
初日の14日は午前10時からオープニングセレモニーが行われ、実行委員長の小野木覺出羽商工会長や、斎藤亮一県庄内総合支庁長らがテープカット。会場には食品関係や木製品、機械など4商工会の会員企業をはじめ庄内一円の企業のブースが並び、自社製品の展示のほか、食品関係では米粉うどんや在来野菜を使った漬物など、さまざまな加工品の試食・販売も行われ、来場者でにぎわった。特別ブースでは庄内町の「一店逸品運動」のパネル展示と販売、庄内の産直施設23カ所の紹介、庄内刺し子やしな織の実演なども行われた。
また、ショート講演のコーナーも設けられ、初日は小野木重弥さん(大商社長)が「畜産を中心とした循環型事業を目指して」、山本斉さん(山本組社長)が「“窪畑トマト”からの展開」など、経営者4人が自社の取り組みを紹介。出展者同士や来場者が情報交換できる場も設けられた。一方、15日午前11時からは同時開催として庄内地域の各商工会青年部による「庄内・鍋バトル」が行われる。産業フェアは15日午後3時まで。
大勢の来場者でにぎわう産業フェア庄内2009