2009年(平成21年) 8月1日(土)付紙面より
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海上自衛隊の護衛艦「ちくま」と掃海艇「ひらしま」「やくしま」「うくしま」の4艦艇が31日、酒田市の酒田北港に入港し、接岸した古湊ふ頭で歓迎式が行われた。1、2の両日は一般公開などが行われる。
海上自衛隊の任務や機能などに理解を深めてもらう「艦艇広報」の一環で訪れた。酒田には例年、夏の「酒田港まつり」に合わせて護衛艦や掃海艇が寄港している。
「ちくま」は青森県大湊の第15護衛隊所属の「あぶくま」型護衛艦。基準排水量2000トン、全長109メートル、乗組員は120人。掃海艇はともに長崎県佐世保の第2掃海隊所属で、基準排水量510―570トン、全長54―57メートル、乗組員は各40人。
この日は午前9時半から、酒田飽海地区自衛隊協力会(会長・齋藤成徳酒田商工会議所会頭)の主催で入港歓迎式が行われ、協力会副会長の星川純一県議、中村護酒田市副市長らが歓迎の言葉を述べた。「ちくま」の鳥越要艦長らに花束が贈られた後、鳥越艦長が「いい天気の中で入港できた。この天気が続き、1人でも多くの市民から一般公開などに足を運んでもらい、海上自衛隊への理解が高まれば」と謝辞を述べた。
一般公開は1、2日とも午前9時から午後3時半まで。1日午後1時と2日午前9時からは体験航海も行われる。
酒田北港に入港した護衛艦などの前で歓迎式が行われた
2009年(平成21年) 8月1日(土)付紙面より
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鶴岡市は、同市の鶴岡公園子供釣り堀に外来種のブラックバスが生息していることが確認されたことを受け30日、地元の小学生の協力で釣りによる“駆除作戦”を繰り広げた。
今春、市民から同釣り堀にブラックバスが生息していると情報が寄せられた。駆除作戦は外来種が池や川などの生態系を破壊してしまうことを子供たちにも理解してもらおうと、今回初めて釣りによる駆除という形で実施した。
この日は朝暘三、四小の児童36人が参加。子供たちはそれぞれさおを持ち寄り、ルアー釣りや浮き釣りなど思い思いの仕掛けで、ブラックバス駆除作戦に挑戦。ポイントを変えるなどし、約2時間半かけて根気強く駆除活動を繰り広げたが、今回はブラックバスを1匹も釣り上げることができなかった。
市建設部都市計画課は「誰かが釣り堀にブラックバスを放し、繁殖してしまったと思われる。外来種の放流は法律で禁じられている。絶対にやめてもらいたい」と注意を呼び掛けていた。
鶴岡公園子供釣り堀で釣りによるブラックバスの駆除に取り組む子供たち