2009年(平成21年) 08月11日(火)付け紙面より
夏の鶴岡を彩る第19回赤川花火大会が9日、鶴岡市赤川河川敷で繰り広げられ、大勢の観客が夜空を焦がす約1万3000発の色鮮やかな花火に歓声を上げた。今年は時折雨がぱらつくあいにくの天候となり、昨年より9万人減の約30万人(大会実行委員会発表)の人出となった。
国内トップクラスの花火師たちが自慢の花火を競い合う「全国デザイン花火競技会」、音楽と花火を融合させた「ミュージカルワイド花火」の2つを組み合わせ、全国的に高い評価を得ている。今年のテーマは「Over The Rainbow(オーバー・ザ・レインボー)―夜空の魔法使い―」。
夕闇が次第に濃くなる中、カウントダウンとともに打ち上げ開始。「割物の部」と「デザイン花火の部」で構成する煙火店21社による全国デザイン花火競技会をメーンにスタートした。河川敷の複数個所から大きな花火を連続して打ち上げるミュージカルワイド花火や、募金による市民花火などが次々と打ち上げられた。
クライマックスのエンディングは、全国でも例を見ない打ち上げ幅約700メートルを使い、大輪の花火が夜空を覆い尽くした。観客たちは心行くまで夏の祭典に酔いしれていた。
競技会の結果は次の通り。
▽デザイン花火の部=1マルゴー(威風堂々)2芳賀火工(夜空にひょっこり!! ひょうたん島)3太陽堂田村煙火店(彩―IRODORI―)4小松煙火工業(ムーンリバー)5大久保煙火製造所(超銀河伝説?)
▽割物花火の部=1菊屋小幡花火店(昇曲導付四重芯変化菊、昇曲導付八重芯花冠)2野村花火工業(昇曲導付四重芯変化菊、白点滅芯彩色八方咲)3篠原煙火店(昇小花付四重芯菊花の誉、昇分火付四重芯銀彩の華)4紅屋青木煙火店(昇曲付四重芯変化菊、曲導付八重芯冠菊)5小松煙火工業(昇曲導付四重芯変化菊、昇曲付三重芯錦冠菊)
鮮やかな大輪の花が夜空を染め上げ、観客の歓声が起こった
2009年(平成21年) 08月11日(火)付け紙面より
鶴岡市出身の紙芝居師・安野侑志さん(65)=大阪府能勢町=を招いた「紙芝居口演会」が8日、同市山王町の山王日枝神社社務所で開かれ、安野さんの楽しい紙芝居と語り口が訪れた親子連れたちを魅了した。
昔懐かしい紙芝居を“口演”する劇団創設を目指して鶴岡市の有志でつくる「創作紙芝居劇団だだちゃ豆旗揚げ準備会」が、年内の旗揚げに向け団員募集の説明会を兼ねて開いた。
安野さんは鶴岡市生まれ。1972年に当時全国で大阪府だけに残っていた紙芝居業者免許を取得。京都・清水寺などで口演を続けているほか、全国を巡業し、「ヤッサンの紙芝居」として親しまれている。創造学園大客員教授、財団法人大学コンソーシアム京都・京カレッジ担当教員なども務めている。
この日は親子連れなど約30人が訪れた。安野さんが拍子木を鳴らして始まりを告げ、数十年前に作られたクイズ形式の紙芝居「ちえの泉」や「黄金バット」など古い作品のほか、最近の創作紙芝居や「言葉のない紙芝居」などを口演。観客を巻き込みながら進める安野さんの見事な語り口に子供たちはもとより、大人たちも引き込まれていた。
口演の後、旗揚げ準備会代表の中村恵二さんが劇団の概要を説明。安野さんを講師に招いて来月から月1回程度の勉強会を開き、物語の構成や絵の描き方、子供たちの心をつかむ演じ手のテクニックを学ぶことや、活動の場として商店街やコミセンのイベント、福祉施設などを想定していることを伝え、「だだちゃ豆や赤かぶといった地域のものをキャラクターにした創作紙芝居を作りたい。絵が描ける、しゃべりが上手など得意な分野がある人はぜひ劇団に参加してほしい」と呼び掛けた。
また、紙芝居作りについて安野さんは「最初から大きなサイズの紙芝居を作ろうと思うと大変。まずははがきサイズで描き、上演すると決まったらカラーコピーで拡大するのも一つの方法」などとアドバイスした。
安野さん(右)が参加者たちを紙芝居の世界に引き込んだ