2010年(平成22年) 1月22日(金)付紙面より
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鶴岡市の出羽三山神社(緒方久信宮司)の三神合祭殿で21日、雪下ろしが行われた。同神社の職員たちが屋根に積もった約3メートルの雪を払った。
現在の合祭殿は1818(文政元)年に完成したもので、高さ28メートル。主に杉材を使用し、かやぶきの豪壮な建物。1970―72年にかけ開山1380年記念奉賛事業の一環で塗り替え修復工事が行われ、現在の姿になった。2000年に国の重要文化財に指定された。
雪下ろしは、雪の重みから合祭殿を守る冬季恒例の作業。同神社の職員4人が腰に命綱を巻き、傾斜が約45度もある屋根の上から積もった雪をスコップやスノーダンプで次々と落としていた。
作業をした職員の1人は「今年は昨年よりも雪が多い。作業は1週間くらいかかると思う」と話していた。