2010年(平成22年) 1月22日(金)付紙面より
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「新酒」が出来上がったことを知らせる「酒林(さかばやし)」作りが鶴岡市の大山地区で行われている=写真。
「酒林」はスギの枝を集め、丸い形に仕上げるもので各蔵元の軒先につるし「今年も寒仕込みのうまい新酒ができた」と地域住民に伝える意味があるという。大山地区では、毎年2月に行われている「大山新酒・酒蔵まつり」の前に、制作実行委員会のメンバーが大小さまざまな「酒林」を作ってまつりをPRしている。
今年の制作実行委員は小野寺光廣さん、太田明雄さん、星川直大さん、鈴木光一さん、五十嵐勝太郎さんの5人。雪の重みで折れたりしたスギの間伐材(軽トラック1台半分)を集めて制作に取り掛かった。
メンバーによると、一番大きいものは直径約1メートルで、重さにすると約70キロはあるという。今月末までに作り上げ、JR大山駅や大山コミュニティセンターなどに飾り付ける。
「大山新酒・酒蔵まつり」は、2月13日に大山地区で行われる。今年も各蔵元を訪ね歩いて新酒の飲み比べを楽しむ「スタンプラリー」や「新酒パーティー」などを企画している。チケット販売(新酒パーティーチケットはあとわずか)などに関する問い合わせは大山観光協会=電0235(33)3214=、または出羽商工会大山支所=電0235(33)2117=へ。