文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2010年(平成22年) 3月12日(金)付紙面より

ツイート

ラッコの展示幕閉じる 加茂水族館から静岡へ“引っ越し”

 鶴岡市立加茂水族館(村上龍男館長)の人気者・雄のラッコのソラ(9)が、今月16日に静岡県の伊豆・三津シーパラダイスへ引っ越すことになった。今月1日に雄のカモ(17)が老衰のため死亡したばかりで、1994年から続けてきた同館のラッコの展示とショーは幕を閉じることになった。

 ソラは、2002年2月に東京都のよみうりランドから加茂水族館へやって来た。好奇心が強く食いしん坊で、バスケットリングにシュートを決める姿や、タンバリンをたたく愛らしいしぐさが来館者の人気を集めていた。

 昨秋、伊豆・三津シーパラダイスから加茂水族館へ「ラッコの繁殖のため、カモとソラを譲り受けられないか」と打診があった。5年後をめどに改築を目指している同水族館は、展示計画にラッコを入れるか迷っていたこともあり、返事をいったん保留した。

 しかしカモの死を受けて「もっと良い環境で飼育してもらった方がソラのためになるのでは」と飼育員の間で意見がまとまり、シーパラダイスの雌のカリフォルニアアシカ(1歳9カ月)1頭と“トレード”することが決まった。

 加茂水族館の奥泉和也副館長は「長い間飼育してきたラッコがいなくなるのは寂しいが、シーパラダイスは日本で初めてラッコ飼育を始めた水族館で、飼育環境や繁殖技術もしっかりしており信頼できる。ソラには幸せになってもらいたい」と話した。

 ソラは15日にラストショーを行い、翌16日朝に静岡県へ出発する。同水族館では13、14の両日、来館者にソラへのメッセージを書いてもらうため、ラッコの水槽前に寄せ書き用の画用紙を設置する予定。

飼育員が持つタンバリンをたたくソラ。かわいらしい姿も見納めとなる
飼育員が持つタンバリンをたたくソラ。かわいらしい姿も見納めとなる



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field