2010年(平成22年) 5月13日(木)付紙面より
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鶴岡市泉町の芳賀昭造さん(76)方の庭先で、「ハンカチの木」の花が咲き誇り、通行人の目を楽しませている。
ハンカチの木は、中国西南部原産のボダイジュに近い種の木。19世紀半ばにフランス人宣教師が西洋に持ち帰り、世界中に知られるようになった。
球状に咲く花の周りに大小2枚の白色の苞(ほう)が垂れ下がる姿が、ハンカチをつるしたように見えることからそう呼ばれる。「ハトノキ」や「ゆうれいの木」などとも呼ばれる。
芳賀さんは、13年ほど前に市内で開かれた植木市で珍しいネーミングに引かれて購入し、庭先に植え育て始めた。植えたときは高さ1メートル弱しかなかったが、今は約5メートルまで成長。4年前から花を咲かせている。
今年は5月に入ってから咲き始め、12日には満開となった。芳賀さんは「昨年までは40個ほどしか花が咲いていなかったが、今年は数え切れないほど咲いて驚いた。もう1週間くらいは見ることができると思う」と話していた。
2010年(平成22年) 5月13日(木)付紙面より
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鶴岡市の天神祭の由来などを小学生に伝える「出前講座」が12日、同市の朝暘第一小学校(本間立校長、児童598人)で行われ、4年生が化けもの姿に扮(ふん)するなど一足早く天神祭の雰囲気を味わった。
出前講座は、天神祭実行委員会企画委員会広告宣伝部会(山之内潔部会長)が、2003年から毎年この時期に朝暘一小から朝暘六小までのナンバースクールのうち1校を訪れ実施している。庄内三大祭りの1つで鶴岡天満宮(神明町)の例大祭・天神祭について子供たちから理解を深めてもらい、祭りへの積極的な参加につなげる狙い。
この日の講座には4年生130人が参加。同部会のメンバーら10人が同校を訪問し、このうち5人が祭りの主役・化けものに扮して登場した。はじめに、今回初めて製作したオリジナルの紙芝居で菅原道真公と祭りの関係などを説明し、子供たちの「祭りはいつごろ始まったか」といった質問に答えた。
この後、各クラスの代表が部会員や仲間に手伝ってもらいながら、化けものに変身。大人用の長じゅばんを着込み、手ぬぐいや編み笠で顔を隠すと見学の児童たちから「かわいい」と声が上がっていた。また、クラスの仲間にジュースをついで回り、祭り気分を体験した。