2010年(平成22年) 6月2日(水)付紙面より
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鶴岡市立斎小学校(安野郁夫校長、児童112人)の4年生が31日、同校近くを流れる赤川で、県の魚・サクラマスの幼魚を放流した。
サクラマスの放流事業は、鶴岡市が毎年この時期、市内の小学校を対象に実施している。子供たちから魚や川などに興味を持ってもらい、環境保護について学んでもらおうというもの。今回は遊佐町の県内水面水産センターで昨秋ふ化し、その後育成された体長約15センチの幼魚約700匹が用意された。
この日は4年生19人が放流に参加。はじめに県水産振興協会の大井重和さんが「ヤマメとサクラマスは同じ魚。模様がはっきりしている方が川に残り、銀色が海へ下る。海の生活はわずか1年ほどで、北海道を1周して来春には赤川に戻ってくる」と説明した。
その後、児童たちはバケツに数匹ずつ幼魚を移してもらい、赤川に流れ込む農業用水路へ放流した。渡部寿彦君(9)は「サクラマスは触るとちょっとぬるぬるしていた。川に放すとあっという間に見えなくなった。元気に帰ってきてほしい」と話していた。
2010年(平成22年) 6月2日(水)付紙面より
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「衣替え」の1日、庄内地方の市街地などで白い夏服に着替えた高校生たちが登校する姿が見られ、季節の移り変わりを告げた。
この日は朝から、青空が広がるすっきりとした天候となった。山形地方気象台によると、鶴岡の最低気温は午前4時50分に記録した9・6度で、平年より3・7度低い5月上旬並みとなったものの、同日午前9時には気温が18・6度まで上がった。
鶴岡東高校(齋藤哲校長)ではこの日の朝、男子はワイシャツ、女子はブラウスとベストを組み合わせた夏服に衣替えして登校。生徒たちはさわやかな風を受けて自転車をこぎながら、次第に緑の色が濃くなってきた街路樹の横を通り学校へ足を運んでいた。