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2010年(平成22年) 6月5日(土)付紙面より

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高齢者も安心して買い物 身近な“市場”です

 鶴岡市の山王商店街のにぎわい創出に向けた再生事業に取り組むため今年3月に設立された「山王まちづくり株式会社」(社長・三浦新鶴岡山王商店街振興組合理事長)は4日、地域住民の買い物の利便性向上などを狙いに、同商店街の空き店舗を活用し生鮮野菜などを中心に販売する食料品店「山王マルシェ」をオープンさせた。

 近隣住民を対象に以前実施したアンケートで、交通手段のない高齢者などから商店街に野菜や総菜、加工品などの食料品が1カ所でそろう店舗が欲しいという要望が多かったことから、そのニーズに応えるとともに、にぎわいを創出して商店街の活性化につなげようと開設した。マルシェはフランス語で市場の意味。

 開設場所は新穂醤油店隣の空き店舗で、広さは約20平方メートル。市内の産直施設に出荷している生産者の協力で朝採りの野菜類や旬の果物、総菜、米、豆腐、牛乳などの食料品、商店街の店舗で扱っているみそ、板麩(ふ)や干しシイタケといった乾物類なども委託販売する。米はその場で精米し、1キロから応じる。また、中山間地域の特産品紹介としてしな織製品も販売。 

 看板や陳列棚、台などはすべて手作り。スタッフとして2人雇用し、注文があれば配達にも応じるという。

 オープンの4日は、先着30人に温海地域越沢産コシヒカリ3キロを500円で販売する記念企画もあって開店の午前9時には約50人が列を作った。店内にはレタスやホウレン草、小松菜などの野菜類、焼き魚やフライなどの総菜、加工品がずらりと並び、訪れた人たちが品定め。商店街に住む78歳の女性は「近いので助かる。毎日来たい」と話していた。

 同社の三浦社長は「毎日足を運んでもらえるような住民に身近な店舗にしたい」と話す。また、同社では旧マシマ跡地を活用して地元食材などを販売する複合施設整備を計画、2012年度中のオープンを目指しており、三浦社長は「まずは山王マルシェを成功させ、将来的には複合施設につなげたい」としている。

 山王マルシェの営業時間は午前9時から午後6時。定休日はない。問い合わせは山王マルシェ=電0235(25)0613=へ。

初日から大勢の買い物客でにぎわった「山王マルシェ」
初日から大勢の買い物客でにぎわった「山王マルシェ」



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