2010年(平成22年) 7月30日(金)付け紙面より
夏休みに親子で鶴岡市などの環境関連施設を巡り、リサイクルや新エネルギーについて考える「親子環境バス」が29日に行われ、小学生と保護者がラムサール条約登録湿地の上池・下池(鶴岡市大山)や風車村(庄内町)などを見学した。
各施設の見学を通して、地球温暖化やさまざまな環境問題に関心を深めてもらおうと、市環境課が一昨年から実施している。今回は市内の親子15組計35人が参加した。
この日は市役所本庁舎前に集合し、栽培したゴーヤのつるや葉で日差しを遮るグリーンカーテンを見学した後、マイクロバス2台に分乗して出発。午前中は、国際的に重要な湿地を保護するラムサール条約に登録された上池と下池、最先端の科学技術を持つ研究機関の慶應義塾大学先端生命科学研究所バイオラボ棟(鶴岡市覚岸寺)を回った。
このうち下池では、市職員から「2008年にラムサール条約に登録された下池には、カモの仲間を中心に年間2―3万羽の水鳥が飛んでくる。隣接する都沢湿地も含め、貴重な動植物が多数生息している。しかし、ウシガエルやアメリカザリガニなど外来種の生物が増加し、在来の生物が食べられ減少していることが大きな問題になっている」と説明を聞いた。
また、都沢湿地周辺を散策しながら、2012年オープン予定の「庄内自然博物園」(仮称)の整備状況や、湿地に生息するさまざまな生物について学んだ。お母さんと参加した朝暘三小3年の蓮池孝康君は「下池はとても大きく、たくさんの花が咲いていてきれいだった」と感想を話していた。
午後は庄内町の風車村や鶴岡市羽黒町荒川のわんぱく農場を見学した。