2010年(平成22年) 12月5日(日)付紙面より
ツイート
鶴岡市田麦俣の湯殿山スキー場で4日、安全祈願祭が行われ、関係者がシーズンの無事故を願った。予定していたオープンは、ゲレンデにはうっすら雪が積もったものの滑走不能で、2年連続の“お預け”となった。
同スキー場を管理する湯殿山観光開発公社(社長・山本益生鶴岡市副市長)によると、昨夜から降雪があったが、積雪は数センチほどで滑走できない状態。同公社の職員は「30年以上勤めているが、2年連続でオープン予定日に滑走できなかったのは初めて」と話していた。
この日の安全祈願祭には同公社やスキー場スタッフなど関係者約50人が出席。時折強風が吹きつけるあいにくの天候となったため、ロッジの中で神事が行われた。祝詞奏上の後、山本副市長らが玉ぐしをささげた。
同公社によると、滑走に十分な積雪があり次第、スキー場をオープンする。今シーズンの入場者数は昨年並みの約2万8000人を見込んでいる。営業は来年3月末まで。問い合わせは湯殿山スキー場=電0235(54)6450=へ。