2011年(平成23年) 2月9日(水)付紙面より
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庄内町は7日、4月から町立立川小学校(齋藤雅志校長)に入学する子供たちへランドセルと黄色の帽子を贈った。小学校入学を間近に控えた子供たちは、ピカピカのランドセルを手に笑顔を輝かせた。
ランドセルの寄贈は、旧余目町時代から30年以上続いている伝統行事。以前は庄内各地で行われていたが、町村合併などに伴い次第に減少し、県内で実施しているのは現在、庄内町だけとなっている。「日本一子育て応援の町」を掲げる同町は今年、町内5小学校の新1年生185人全員にランドセルと、登下校の際にかぶる黄色の帽子を贈る。
この日、立川小で行われた贈呈式には、狩川幼稚園と立谷沢保育園、清川保育園の年長組計28人が出席。欠席した園児を含め34人が今年4月、同校に入学する。はじめに原田眞樹町長が「皆さん、今日を楽しみにしてきたと思います。6年間大事に使ってください」と園児たちに呼び掛けた。
保護者が見守る中、各園の代表として山本望愛ちゃん(狩川)、佐藤颯来君(清川)、長南快君(立谷沢)の3人が原田町長からランドセルを背負わせてもらい、池田定志教育長から黄色の帽子を贈られてにっこり。続いて園児一人一人にランドセルと帽子が贈られた。
狩川幼稚園に通う太田帆香ちゃん(6)は「ランドセルをもらってとてもうれしい。友達と一緒に学校へ行くのが楽しみ」と笑顔を見せた。ランドセルは9日までに町内すべての新1年生に贈られるという。