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2011年(平成23年) 10月18日(火)付紙面より

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数の不思議 科学を学ぶ

 酒田市の東北公益文科大地域共創センター(小地沢将之センター長)が、児童を対象に企画した講座「かずのふしぎ、しぜんのふしぎ」が15日、公益大で開講した。児童たちは11月19日まで計4回にわたり、公益大の西村まどか准教授(素粒子物理)と学生たちの指導で、科学の楽しさを学ぶ。

 自然界の不思議について、児童たちから「知っていること」を手掛かりに、「知らないこと」を考えてもらい、科学の楽しさを感じてもらおうと、独立行政法人・国立青少年教育振興機構の「子どもゆめ基金」の助成を受け、同センターが初めて企画。広く庄内地域一円の小学4―6年生30人が受講した。

 第1回講座のテーマは「大きな数の紹介」「おおよその数について知ろう」の2つ。西村准教授は最初、「数の名称」について講義、「1の後にゼロが68個あるのが無量大数。天の川銀河中の全核子の数と同じ」「これ以上の数として『不可説(ふかせつ)不可説転(ふかせつてん)』というものが定義されている。ゼロが37澗個(1澗=10の36乗)も並ぶが、何に当てるのか分からない数」などと述べた。

 その後、児童たちは惑星間の距離を手掛かりに、おおよその数についても知識を深めた。

 児童たちは今後、道具や装置を手作りしながら、「長さ」「速さ」「星の動き」に関しても理解を深める。

「数」について児童たちが理解を深めた
「数」について児童たちが理解を深めた


2011年(平成23年) 10月18日(火)付紙面より

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静かに伝統の心学ぶ 鶴岡幼稚園 年長児、丙申堂で茶席体験

 鶴岡市泉町の鶴岡幼稚園(本間重二園長、園児187人)の「お茶会」が17日、同市馬場町の丙申堂(旧風間家住宅、国指定重要文化財)で行われた。年長組の園児たちが茶席を体験し、感謝の心と礼儀作法を学んだ。

 園児たちに地元の文化と歴史を知ってもらうとともに、心静かに日本の伝統文化に触れてもらおうと、丙申堂が重要文化財に指定された2000年から毎年この時期に行っている。

 この日は年長組の49人が2グループに分かれ、引率の先生と一緒に幼稚園近くの丙申堂を訪問した。畳敷きの和室に正座し、丙申堂を管理する克念社事務長の上野康成さんから「この建物は建てられてから115年たちます」と解説を聞いた。その後、手伝いの保護者が園児一人一人にお茶と茶菓子を運び、園児たちは深々とおじぎをしてお茶を受け取った。

 園児たちは紅葉の印が押されたまんじゅうを食べ、両手で支えるように茶わんを持ち上げて抹茶を味わった。菓子の甘さで抹茶の苦味が薄れ、「思ったよりおいしい」「甘い」と話す園児もいた。時折秋風が入り込む和室の中で、園児たちは静かに日本の伝統の心を学んでいた。

「あんまり苦くないね」と話しながら抹茶を味わう園児たち
「あんまり苦くないね」と話しながら抹茶を味わう園児たち



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