文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2011年(平成23年) 11月15日(火)付紙面より

ツイート

水産業の発展に貢献を 「鳥海丸」竣工式典 水高生ら安全航海誓う

 鶴岡市の加茂水産高校(村井太郎校長、生徒178人)の漁業実習船「鳥海丸」(233トン)の竣工(しゅんこう)式典が12日、同校体育館で行われた。生徒や教員たちが、5代目となる実習船の安全航海を誓った。

 同校の実習船は、生徒の船舶運航や漁業、海洋資源調査など各種実習に使用している。5代目鳥海丸は全長約45メートル、幅約8メートルで、先代に比べひと回り小型。最大乗り組み定員は39人となっている。先代まではハワイ沖で遠洋漁業実習を行っていたが、新しい実習船は日本海など近海でマグロのはえ縄やイカ漁などの実習がメーンとなる。

 この日の式典には生徒と教員、地元高校関係者、加茂地区の町内会、旧職員やPTA、同窓会、来賓など合わせて約340人が出席。村井校長が「3月の東日本大震災を受け、式典の開催を一度は見送った。いま、『頑張ろう東北、頑張ろう水産』の思いを込めて式典に臨むとともに、遠洋漁業実習から日本海での実習に変更したことをアピールし、安全運航に向けた誓いの日とする」と式辞した。

 生徒会による学校紹介の後、生徒会長の阿部俊仁君(海洋技術科2年)が「新しい鳥海丸を大事に使わせていただく。実習を通して県の水産業、海洋産業の発展に貢献していきたい」とお礼の言葉を述べた。

 式典後は、校舎裏の加茂港に停泊中の新鳥海丸の船内が公開され、来賓や地元住民が早速乗り込んで真新しい船体を見学していた。

加茂港内に停泊中の 5 代目「鳥海丸」。式典出席者などが船内を見学した
加茂港内に停泊中の 5 代目「鳥海丸」。式典出席者などが船内を見学した


2011年(平成23年) 11月15日(火)付紙面より

ツイート

酒東演劇部OB 子供たちと狂言公演

 今年、傘寿(数えで80歳)を迎えた酒田市の県立酒田東高校演劇部の同期3人(第26回卒)が結成した「三人の会」主催の公演会「酒田の狂言―明るく楽しい笑いの舞台」が13日、市総合文化センターホールで開かれ、3人が新作狂言を披露するなどした。

 3人は、いずれも同市在住の阿部正夫さん、齋藤康二さん、佐藤英治さん。阿部さんは1986年、同市の松山小学校で校長を務めていた時、児童たちによる狂言クラブを創設。齋藤さんは現在、同市の演能団体「松山能松諷社」で顧問を務める。佐藤さんは自ら中心となり酒田演劇研究会を設立。高校卒業後もそれぞれが舞台と深い関わりを持ち続けている。

 3人は昨年9月、「生きているうち、声が出るうちにもう一度舞台に立ちたい」という思いで一念発起。今回の公演会に向け、これまで練習を重ねてきた。

 この日は「伝え継ぐ三世代」がテーマ。松諷社が狂言「末広がり」、松山小狂言クラブのメンバーがこども狂言「きのこ山伏」をそれぞれ披露した後、3人が舞台に立ち、うそつき名人の彦市と天狗(てんぐ)の子、殿様の掛け合いが楽しい、劇作家・木下順二作の新作狂言「彦市ばなし」を演じた。

 3人は傘寿とは思えない、卓越した演技、張りのある声で満員の観客を魅了。彦市が殿様をだまし、鯨肉、天狗面を手に入れるシーンなどでは、大きな笑いも起きていた。

狂言「彦市ばなし」を演じる3人
狂言「彦市ばなし」を演じる3人



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field