2011年(平成23年) 11月17日(木)付紙面より
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庄内地方は15日から16日にかけ、山間部で雪が降り、山々が白銀の世界に包まれた。鶴岡市田麦俣の国道112号月山道路では15日夕、今シーズン初めて除雪車が出動した。
山形地方気象台によると、東北上空約5500メートルに氷点下30度以下の強い寒気が流れ込み、冬型の気圧配置が強まった。山沿いを中心に雪が降り、多い所で20センチの積雪があるという。16日の酒田市の最低気温は4・3度、鶴岡は4・0度でいずれも平年より0・8―1度ほど低かった。
国土交通省酒田河川国道事務所月山国道維持出張所によると、15日午前11時ごろから田麦俣地区の月山道路に雪が降り始め、午後4時に4センチの積雪を記録。同5時ごろに除雪車1台が初出動し、16日朝まで計5回にわたり除雪作業を行った。また、凍結抑制剤の散布車が計3回出動した。16日午前9時までの同国道の積雪量は中台除雪ステーション付近が8センチ、湯殿山除雪ステーションが23センチ。
一方、NEXCO東日本鶴岡工事事務所(鶴岡市小淀川)によると、16日未明から山形自動車道朝日インターチェンジ(IC)―湯殿山IC間で積雪が見られたため、ドライバーへスタッドレスタイヤの装着を呼び掛けているという。
16日朝、田麦俣地区の中台除雪ステーション付近の国道は一部圧雪状態となり、道行くドライバーたちが雪にハンドルをとられないよう注意しながら車を走らせていた。