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2011年(平成23年) 11月18日(金)付紙面より

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庄内の最新技術学ぶ

 社団法人東北経済連合会(東経連、事務所・仙台市青葉区)の施設視察が16日、鶴岡市で行われ、会員たちが慶應大先端生命科学研究所(同市大宝寺)や関連のベンチャー企業、特殊コイル製造のウエノ(本社・同市三和)などを巡り、最新技術などを学んだ。

 東経連は、東北6県と新潟県の企業や経済団体などで組織。視察は産業政策委員会(福井邦顕委員長)が年3回ほど開いているもので、仙台圏の企業を中心にした会員と事務局、合わせて約30人が参加した。

 午前中は慶應大先端研と、共に同先端研発のベンチャー企業で、クモ糸の人工合成に取り組む「スパイバー」、成分分析の受託などを行う「ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズ」を視察。スパイバー社の関山和秀社長から「クモ糸は軽く、強く、伸びるので車のボディー向けなどに共同研究を進めている。世界で開発競争をしており、国家プロジェクトにしたい。来年半ばぐらいから本格的な製造に向けたサンプルを作る」などと説明を聞いた。金属系の素材開発を手掛ける仙台市の企業経営者は「非常に画期的。日本の工業を変える技術。大げさでなく、国家プロジェクトにするべき」と語った。

 一方、午後からは、ウエノの三川工場(三川町猪子)、今月から稼働した藤島工場(鶴岡市藤浪三丁目)などを視察。藤島工場では上野隆一社長が、安い労働力を求めて農家の内職から刑務所の受刑者、北朝鮮、中国へと展開した経緯や、自動巻き線機を開発して生産の一部を国内回帰させたことなどを話し、「経営者は人間をよく知っていること、行動すること、挑戦することの3つが大切」と信条を説明。参加者はメモを取り、感心した様子で聞き入っていた。

スパイバー(左)の関山社長から話を聞く参加者(左写真) ウエノ藤島工場で巻き線の作業を視察する参加者(右写真)
スパイバー(左)の関山社長から話を聞く参加者(左写真) ウエノ藤島工場で巻き線の作業を視察する参加者(右写真)



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