2011年(平成23年) 2月19日(土)付紙面より
ツイート
酒田市内の保育園児が手作りした雛(ひな)人形を一堂に集めた展示会「わらべのひな祭り」が18日、同市の出羽遊心館で始まった。初日午前から園児たちが見学に訪れ、館内を彩る愛らしい雛人形に見入っていた。
この展示会は、市教育委員会社会教育課の主催。園児たちから造形の楽しさを知ってもらうとともに、出羽遊心館の利用拡大を図ろうと毎年この時期、市内の幼稚園、法人保育園、市立保育園の年長児をそれぞれ対象に開催している。
今年は市立保育園が対象で、本楯、若宮、楢橋、平田、若竹、浜田、松陵の7園の年長児が作った雛人形計131点を展示。紙コップを胴体にし発泡スチロール製の頭を付けた置き雛、おひなさまとお内裏さまの下に三人官女を配した段飾り、紙粘土の人形の周囲に紙で作ったサクラの花びらを置いたものなど、個性豊かな作品が訪れた人たちの目を楽しませている。
市教委社会教育課では「園児たちの個性がよく出た、かわいらしい作品が並んだ。本物の雛人形とは違った、手作りの雰囲気を多くの市民から味わってもらいたい」と話していた。入場無料。展示は3月2日まで。
2011年(平成23年) 2月19日(土)付紙面より
ツイート
酒田観光物産協会は、26日に始まる今年の「酒田雛(ひな)街道」情報を満載した「雛めぐり・街あるきマップ」を作製した。酒田市内の雛人形主要展示施設はもとより、旬の素材を使ったこの時期限定の食事メニューやオリジナルスイーツ、観賞プラン、傘福製作といった各種体験などを掲載。昨年実施し好評を博した「雛めぐりスタンプラリー」の案内もあり、盛りだくさんの内容になっている。
マップはA2判。持ち運びに便利なように折り畳むと縦21センチ、横10センチのハンディーサイズになる。表紙は市資料館所蔵の古今雛。「表面」ではほかに本間美術館や旧鐙屋、酒田あいおい工藤美術館、相馬樓、山王くらぶなど11のひな関連展示施設の展示内容や開催時期、料金などを写真付きで紹介している。
また、「酒田の傘福」や雛スイーツの解説、アクセスガイドとともに、11展示施設のうち3カ所を回りそれぞれでスタンプを押して応募すると、抽選で「酒田の傘福」やかわいい雛関連グッズが当たる「雛めぐりスタンプラリー」(締め切り=前期3月16日、後期4月3日)の内容を載せた。
「マップ面」は中心市街地、広域、周辺の各エリアに分け、それぞれに主要展示施設と商店などそれ以外の雛展示施設、雛ランチ・雛スイーツ参加店、気軽に買い物が楽しめるワンコイン(100円・500円)ショッピング参加店などを掲載。また、おおむね半日で回れる雛巡りプランのコース例や、傘福のつるし飾り(会場・山王くらぶ)、「折り紙ひな作り」(同・旧鐙屋)などこの時期ならではの体験教室も紹介しており、酒田雛街道を1枚で理解し満喫できるようなマップになっている。
各観光案内所や雛人形展示施設、宿泊施設、中町周辺の店舗などに置いてある。問い合わせは酒田観光物産協会=電0234(24)2233=へ。