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2012年(平成24年) 4月25日(水)付紙面より

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漂うクラゲに目がくぎ付け 朝五小へ観察用水槽貸し出し

 鶴岡市立朝暘第五小学校(遠藤龍見校長)は23日、クラゲの観察用水槽セットを同校図工室に設置した。水槽は市立加茂水族館(村上龍男館長)が小中高校、大学など教育機関を対象に無料貸与を始めたもので、借り受ける側では朝五小が一番乗りとなった。目の前で円形の水槽を漂うクラゲの様子に、児童たちの目がくぎ付けとなった。

 同校に貸し出されたのは水槽一式と海水、ミズクラゲ5個体、餌など。クラゲ専用の水槽を改良し続けてきた同水族館のアイデアが集約された構造で、エアポンプにより円形の水槽に対流ができ、中をクラゲがゆったりと漂う様子を観察できる。

 この日の午前10時ごろ、同校の河井伸吾教頭など2人が水槽を受け取りに同水族館を訪れ、飼育員から設置や飼育方法について説明を受けた。その後、学校に戻り教員3人がかりで水槽を設置。水をくみ上げるエアポンプの位置が定まらず、なかなか水槽内に対流が起こらないなど悪戦苦闘しながら、1時間ほどかけて準備が整った。

 昼休みに、待ちかねた児童たちが次々と図工室に足を運び、“かぶりつき”で水槽をのぞき込んで「クラゲが来た!」「すごい、すごい」と大騒ぎ。5年生の石井新大君(10)は「こんなに近くで観察するのは初めて。とてもきれいで輝いて見える。餌を食べるところが見たい」と話していた。

 水槽を借り受ける提案をした5年生担任の尾形直子教諭は「クラゲ観察を通して、加茂水族館がどんな経緯をたどって今の(ギネスも認めた)『世界一のクラゲ水族館』になったのか、職員の皆さんの苦労や努力なども子供たちから知ってもらいたい」と話した。

 同校では今週末まで水槽を設置し、児童たちが観察する。同水族館では水槽を2セット用意しており、「貸し出す日程は先着順だが、受け取りに来てくれるなら内陸や県外の学校にも貸与する」としている。

水槽内を漂うミズクラゲを真剣な目で観察する朝五小の児童たち
水槽内を漂うミズクラゲを真剣な目で観察する朝五小の児童たち



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