2012年(平成24年) 4月26日(木)付紙面より
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光をテーマにした現代アートを集めた特別展覧会「ようこそ。魔法の美術館?みんなで楽しむ光のアート」が、鶴岡市の鶴岡アートフォーラムで開かれている。見て、触れて、感じる体験型の展示会で、紙吹雪を散らして花を咲かせるものなど大人から子どもまで楽しめる企画となっている。
難しい、分からないといったこれまでの美術鑑賞の垣根を取り払い、誰もが楽しめる展覧会として企画。国内外で活動しているメディア・アーティスト7個人・団体の作品計11点を展示した。
大きな半円状の物体に手をかざすと強い光を放つものや、壁に向かって動くと映像が残像のように不規則に動くものなど、ユニークで不思議なものばかり。東京工芸大助教の浅野耕平さんの「Garden(ガーデン)」と題した作品は、3畳ほどの花壇を模した空間に和紙やコピー用紙の紙吹雪が用意され、紙吹雪を散らすごとに天上のセンサーが感知。紙吹雪の上に映像が投影されて若葉が芽生え、色鮮やかな花が一面に花開くというもの。「花咲かじいさんみたい」と喜びながら家族連れなどが楽しんでいた。
観覧料は一般500円、高校・大学生300円、中学生以下は無料。5月27日まで。