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2012年(平成24年) 9月1日(土)付紙面より

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夢は「海上保安官」 光陵高生5人がインターンシップ

 酒田市の酒田光陵高校(中山英行校長)の商業科2年生5人が30日まで3日間、インターンシップ(就業体験学習)で酒田海上保安部(久門洋一部長)を訪問。生徒たちは座学や乗船実習などで海上保安業務の一端に触れ、進路選択の参考にした。

 酒田海保によると、中学生を対象にしたインターンシップ受け入れはこれまでもあったが、高校生は初めて。今回は、商業科で国際経営を専攻する2年生5人が訪れた。初日は業務概要や使命などを紹介するDVDを観賞した後、ロープワーク実習、航行安全・援助の基礎知識を学習。2日目は海保職員に同行し小型船舶所有者に対し海難防止を啓発したり、酒田灯台の保守点検などに携わった。

 最終日午前の学習は海図の読み方が中心で、講師を務めた巡視艇「べにばな」乗組員が「衝突は見張り不十分、乗り上げは海図をよく見ていないことが原因」「レーダーなど機械機器の影響を受け、船の中では方位磁石は必ずしも正しい方向を指すとは限らない。注意して」などと指導。生徒たちは25万分の1の海図を基に、三角定規を使って指定された場所を特定したり、灯台の明かりが見える角度から現在地を割り出す方法を学んだ。

 午後は「べにばな」に乗り込んで、操船・見張り体験、放水銃を使った消火訓練を体験した。生徒の1人、小松恵太郎君(16)は「海上保安部はあまりなじみのないところ。自分たちの知らないことを見たり、体験できて良かった」と述べた上で、「職員の皆さんはかっこいい。やりがいもありそう。進路の一つとして考えたい」と語った。

 同海保管理課では「中学生を対象にしたインターンシップに比べ、就職が絡んでくるのでより実践的な内容になった。この中から1人でも本庁を進路に選んでくれたら」と話していた。

海保職員の指導で海図の読み方を学ぶ生徒たち=30日午前
海保職員の指導で海図の読み方を学ぶ生徒たち=30日午前



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