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2012年(平成24年) 12月12日(水)付紙面より

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健やかな成長願う ほのぼの赤ちゃん大集合

 庄内みどり農協(阿部茂昭組合長)の「一升餅だよ?赤ちゃん大集合」が9日、酒田市の同農協西荒瀬支店で行われた。餅をくるんだ風呂敷を体の前後に巻いた1歳前後の乳幼児が、両親や祖父母らに見守られながら赤い毛せんの上をよちよち歩き。その姿に健やかな成長を願う家族の温かいまなざしが向けられ、会場はほのぼのとした雰囲気に包まれた。

 一升餅は、満1歳を迎えた子供に一升(約1・8キロ)分の餅を背負って歩かせる風習で全国に残る。「一升」と「一生」を掛けて「一生、食べるのに困らないように」、餅の形から「丸く円満に人生を送れるように」などの願いが込められている。一生の重みを感じさせるため、歩き通した子供をわざと転ばせることもある。

 同農協は希望する家庭を募って一昨年から、このイベントを開催。今年は管内全域から1―1歳半ほどの赤ちゃん35人が参加した。阿部組合長が「地域に伝わる文化を、住民と一緒に守っていきたい」とあいさつ。

 続いて、祭りはんてんを着て鉢巻きを締め、一升餅を包んだ風呂敷を前後にたすき掛けした乳幼児が2人ずつ、365センチ先のゴールに置かれたプレゼント用のおもちゃを目指してスタート。手押し車につかまったり、母親に手を引かれたりして歩いた。また、一人でどんどん歩いたり、多くの視線を感じて泣きだし母親を探す子供もいて、会場にはほんわかとしたムードが広がった。

 歩き終わった後は、金びょうぶをバックに家族全員で記念撮影。今月22日が1歳の誕生日という羽彪(わとら)ちゃんを歩かせた同市升田の会社員、村上翼さん(25)と成美さん(24)夫妻は、「知り合いに勧められて申し込んだが、とっても楽しかった。これで息子も元気に育つと思う。参加して良かった」と話していた。

子供の健やかな成長を祈った一升餅背負い。泣きながらゴールを目指す赤ちゃんもいた
子供の健やかな成長を祈った一升餅背負い。泣きながらゴールを目指す赤ちゃんもいた



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