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荘内日報ニュース


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2013年(平成25年) 1月1日(火)付紙面より

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着実な実績 庄内空港

 1991年10月の開港から21年余りが経過した庄内空港は、累計利用者が昨年11月末現在で約787万人に達し、順調に推移すれば今年4月にも800万人の大台に達する見込みになった。2010年7月の700万人突破から3年足らずでの達成見通しは、地域住民をはじめとする利用者に庄内空港がすっかり定着したことの証し。一昨年の春と秋の2回、計3カ月の限定ながら実現した東京線往復5便の通年運航に向け、着実に実績を積んでいる。
 東京、大阪便1往復で”テイクオフ“した庄内空港。開港から1年1カ月後の92年11月に東京便が2往復化された。その後もビジネス客を中心とする利用者増に支えられ、東京便は97年7月に3往復化。03年7月からは4往復体制になった。一方で、大阪便は季節便化などを経て09年4月に完全廃止。札幌便も08年4月から休止している。
 唯一の定期路線になっている東京便は、06年4月からは夜間駐機がスタートし、より利用しやすいダイヤが組まれたことや、使用機材が座席数167席の小型機が中心のため曜日や時間帯によっては満席になる便が目立つようになった。現在は270席のボーイング767―300が東京発第2便、庄内発第3便に使用されることが多く、混雑がいくらか緩和されている。
 過去5年の国際チャーター便(離発着便数)は、08年が4便(台湾)、09年が2便(同)、10年が4便(同)、11年が10便(台湾、香港)。昨年は11月末までに23便(台湾、香港、中国)が運航されたが、その後は尖閣諸島領有権問題の影響で途絶えている。
 県庄内空港事務所によると、昨年11月末までの総利用者数は786万9779人。うち定期便が781万3057人で全体の99・3%を占めている。内訳は東京便673万6149人(総利用者の85・6%)、大阪便66万8836人(同8・5%)、札幌便39万9962人(同5・1%)、函館便8110人(同0・1%)。
 一方、チャーター便は425便が運航され、利用者は5万6722人(同0・7%)。内訳は国際が385便(5万1873人)、国内が40便(4849人)となっている。
 近年は月平均3万人前後が利用しており、このペースで行けば4月中旬ごろには累計登場者が800万人を突破する見通し。700万人達成の際に記念セレモニーを開催した庄内空港利用促進協議会は、「今のところ具体的なセレモニーの計画はない」とした上で、「(800万人達成の)期日が見えてくれば検討することになるだろう」としている。

順調な利用に支えられ今春には搭乗者800万人を達成する見込みになった庄内空港
順調な利用に支えられ今春には搭乗者800万人を達成する見込みになった庄内空港



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