2013年(平成25年) 8月30日(金)付紙面より
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旬の地元産食材をふんだんに使った料理研修会が29日、遊佐町比子の「農家レストラン八福神」で開かれた。
「まちの元気づくり」を目的に各事業を繰り広げている遊佐ブランド推進協議会(会長・時田博機町長)が今年2月に続いて企画。指導は2012年度日本料理技能向上全国大会(日本全職業調理士協会主催)の郷土料理部門で最高賞「厚生労働大臣賞」を受けた丸山環さん(鶴岡市)。丸山さんは現在、同レストランで化学調味料は使用せず、新鮮で安心な地元産食材の特徴を最大限に生かして調理した本格和食を提供している。
この日は町内外から男女14人が参加。丸山さんからトマトやトウモロコシ、パプリカ、シイタケなど地元産の野菜をふんだんに使用した「トマトの煮込みグラタン」「ユウガオの茶巾蒸し」の2品の調理方法を学んだ。
丸山さんは手際よく実技を披露し、煮込みグラタンでは「バターだと重くなるので、オリーブ油で炒めるとおいしく仕上がる」などと精力的に指導。参加者はそれぞれ調理に挑んでいた。
引き続き行われた食事会では、自ら調理した2品とともに、丸山さんら同レストラン調理スタッフが腕を振るった和食に舌鼓を打ち、参加者は地元産食材を堪能していた。