2013年(平成25年) 11月17日(日)付紙面より
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鶴岡市立荘内看護専門学校(校長・三科武荘内病院長)の第40回生継灯式が15日、荘内病院講堂で行われ、約半年間の予科期間を終えた1年生たちが看護の道へ決意を新たにした。
継灯式は、看護者として適性が認められた学生が、今後2年半の実地研修に臨むに当たって「看護の心の灯」を受け継ぐ儀式。
式には1年生の保護者や在校生、同病院関係者らを含め約120人が出席。初めに1年生17人が予科期間修了の認定証書を受け取った後、「責任感のある心の優しい看護師になりたい」「患者さんの心に寄り添う看護師になりたい」など全員がそれぞれの誓いの言葉を述べた。
三科校長が「皆さんが述べた言葉は崇高な誓いであり、この日の誓いを決して忘れることなく精進してほしい」と式辞。榎本政規鶴岡市長があいさつで「誓いの言葉にあったそれぞれの看護師像を目指してほしい」と激励した。
継灯の儀は照明を消した厳かな雰囲気の中で行われ、1年生たちはナイチンゲール像から継灯された火をそれぞれのキャンドルに移し、「われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧(ささ)げん」とナイチンゲール誓詞を唱和し、看護の道への思いを新たにした。