2015年(平成27年) 3月7日(土)付紙面より
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鶴岡地区医師会が運営する鶴岡准看護学院(三原一郎学院長)の卒業証書授与式が5日、鶴岡市馬場町の同校で行われ、2年間の課程を修了した卒業生22人が看護の第一線を前に学びやを巣立った。
式には卒業生の保護者や家族、来賓、教職員や在校生など合わせて約70人が出席した。三原学院長が一人一人に卒業証書を手渡し、「人への感謝と思いやりが看護の基本。これからの人生で出会う多くの人を職業や外見で判断することなく、敬意を払い、感謝の気持ちを言葉と態度で伝えることができる人になって」と式辞を述べ、卒業生を激励した。
来賓祝辞に続き、在校生を代表して佐藤千尋さん(1年)が「この1年間、先輩方が私たちにとってどれだけ心強い存在だったか分からない。これからも一歩一歩成長を重ね、准看護師として活躍してほしい」と送辞。卒業生を代表して本木麻衣子さんが「同じ志を持つ掛け替えのない仲間と出会うことができた。これからはそれぞれの場で学ぶが、成長した姿で再会したい」と答辞を述べた。
卒業生退場では、卒業生一人一人に花束が手渡され、大きな拍手で卒業生を送った。
准看護師試験の合格発表は13日に行われる。卒業生は地元の病院や福祉施設への就職や進学を予定している。
2015年(平成27年) 3月7日(土)付紙面より
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鶴岡市中央公民館女性センターで5日、湯田川温泉女将(おかみ)会の女将さんたちから学ぶ「おかみ乃おへぎ おもてなし料理」早春編が開かれ、ひなの季節にぴったりの菜の花の黄身酢かけなど3品を教わった。
「おかみ乃おへぎ」は、旬の食材にこだわった庄内の伝統料理を小鉢3品にして湯田川温泉の各旅館で提供しているもの。講座は同センターが女将会の協力で本年度4回シリーズで開催し、今回が最終回。
この日は市内から女性を中心に20人が参加。女将会から「ますや旅館」の中鉢泰子さん、「理太夫旅館」の太田かつ江さん、「つかさや旅館」の庄司愛恵さんの3人が訪れ、ゆでたジャガイモと黄身を裏ごしして丸めた団子にサーモンととろろ昆布を巻いておひなさまに模した一品と、がんもどきとフキの煮物、菜の花の黄身酢かけの3品を作った。
このうち黄身酢は、卵黄と酢などの調味料を湯せんにかけて作り、熱を加えてとろりとした状態になるポイントを女将が説明。出来上がった黄身酢は色よくゆでた菜の花にかけて春らしい一品にした。市内から参加した土岐ゆみさん(61)は「彩りが優しい感じでとても参考になる。4月に孫が帰ってきた際に月遅れのおひなさまとして作ってみたい」と話していた。