2015年(平成27年) 7月26日(日)付紙面より
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鶴岡東が4年ぶり4回目の甲子園出場を決める―。雨のため2日順延された第97回全国高校野球選手権山形大会の決勝は25日、中山町の荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた(県野球場)で行われた。「水入り」となった羽黒―鶴岡東の庄内勢同士の頂上決戦は、鶴岡東が初回に5点を挙げ序盤から試合を有利に進め、大量得点で勝利した。2回目の甲子園出場を目指した羽黒は涙をのんだ。
羽黒・中嶌、鶴岡東・福谷の両主戦が先発。
鶴岡東は初回、1死満塁の好機に安食が右前打を放ち2点を先制。続く丸山の左前打で3点目、竹本の中前適時打などでさらに2点を加え一挙5点の猛攻。
鶴岡東は3回、2死一、二塁の好機を福谷が左前にはじき返し1点を加えた。さらに4回、2死から阿部、安食が連打、続く丸山が2点適時二塁打を放ち、勝利を手繰り寄せる8点目。6回にも竹本の長打などで3点を加え11点目。8回には丸山が2点本塁打を放ち、4安打5打点の活躍。
羽黒は5回と7回に得点圏に走者を進めるが、後続が打ち取られた。8回、二塁打の河井を佐藤和がかえし1点を挙げた。先発中嶌は3回まで毎回先頭打者に四球を与えるなどボール球が先行、リズムを崩し4回までに8失点を許した。