2015年(平成27年) 7月28日(火)付紙面より
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酒田市の酒田港本港地区で26日、「2015みなとオアシスまつり」が開かれ、働く船の一般公開や岩ガキなど地元海産物の「浜焼き」などが行われ、大勢の家族連れなどでにぎわった。
「海の日」記念事業実行委員会(委員長・佐藤淳司酒田商工会議所会頭)が2007年度から毎年、海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う「海の日」(20日)の意義を広めようと開催している。
今年は、働く船として酒田海上保安部の巡視艇「べにばな」、県漁業監視船「月峯」、加茂水産高実習船「鳥海丸」などが公開されたほか、国土交通省酒田港湾事務所の港湾業務艇「みずほ」による港内見学会、ビーチサンダル飛ばし、酒田港に関する「ウルトラクイズ」など、海や港湾、船に関わるさまざまなイベントが行われた。
このうち県漁協女性部による浜焼きは、地元で水揚げされた岩ガキやイカ、サザエなどを炭火で焼いて販売。香ばしい香りに誘われ、家族連れなどが次々に買い求めていた。また、国交省酒田港湾事務所が開設した「みなとパネル展」では、「日本の貿易量(重量)のうち、港を通じて行われる割合は?」(答え・99・7%)などパネルを見ながらクイズを解いていくもので、来場者は「すごい」と港湾の果たす役割への認識を新たにしていた。
来秋に庄内で開かれる「全国豊かな海づくり大会」のPR、関連イベントとして「みなとカヤックツーリング」なども行われた。