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2015年(平成27年) 9月16日(水)付紙面より

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漁法に応じた機関操作学ぶ 工学系生徒乗せ実習航海へ

 県立加茂水産高校(佐藤淳校長、生徒142人)の実習船「鳥海丸」(本間正利船長、233トン)の2年生海洋技術科「工学系」の総合実習航海出港式が15日、酒田港で行われた。機関士を志す生徒3人が11月中旬まで約2カ月間、日本海と太平洋で多彩な漁法に応じた機関操作の技術を学ぶ。

 鳥海丸による本年度の実習航海は5―7月の2カ月間、2年生海洋技術科の「航海系」の10人が日本海と太平洋で実施したのに続き、2回目。工学系の佐藤諒さん(16)、佐藤葵和夢さん(17)、難波快斗さん(16)の男子3人が、乗組員15人、指導教官2人と共に乗船する。

 生徒たちは11月11日まで約2カ月間、日本海でのイカ釣り、沖合漁業、太平洋でのマグロはえ縄の各実習、北海道函館市でのドック研修などに臨む。イカ釣りでは、メーンエンジンを止めて発光用の発電機を動かす訓練、はえ縄では仕掛けの巻き上げ速度に合わせた航走など、漁業に応じた機関操作の技術を学ぶ。また、10月中旬には本県と新潟県境の沖合で、文部科学省のスーパープロフェッショナルハイスクール指定の一環で、魚群探知機を使ったメタンハイドレートの探査も試みる。

 この日、鳥海丸が接岸した東埠頭(ふとう)で行われた出港式には、海洋技術科の2年生と教職員、保護者ら約30人が参加。小松幸樹教頭が「海に生きる覚悟をつけてきて」、5―7月の実習を体験した航海系2年生の篠原一哉さん(17)が「無事に帰ってくることを祈る」と激励。実習生代表の佐藤諒さんが「不安でいっぱいだが、自分がどれぐらい頑張れるか試してくる。3人とも仲良く助け合い、頑張ってくる」と決意を述べた。

 その後、3人は鳥海丸に乗船。在校生らに見送られ、船は岸壁を離れた。

乗船する鳥海丸(奥)の前で実習生(作業服の3人)が一人一人あいさつした出港式
乗船する鳥海丸(奥)の前で実習生(作業服の3人)が一人一人あいさつした出港式



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