2015年(平成27年) 9月20日(日)付紙面より
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県産の新米出荷式が18日、酒田市山居町一丁目のJA全農山形庄内連合農業倉庫(山居倉庫)で行われ、関係者が順調な売れ行きと良食味を願って、県産「はえぬき」を載せたトラック2台を送り出した。
全農山形が毎年この時期に行っているもので、今年は県や東北農政局、県内各農協の関係者ら約60人が出席。出羽三山神社の山伏による神事で、順調な売れ行きと、日本穀物検定協会の米の食味ランキングで22年連続の最高ランク「特A」(はえぬき)獲得を願った。
全農山形の長澤豊運営委員会長はあいさつで「7月の天候が良く、出穂は例年より5日ほど早く推移。良品質で食味が良いものに仕上がったと期待している。有利販売に向け、系統出荷への結集率を高めていく」と決意を述べた。
今週に庄内たがわ、山形市、山形置賜の3農協で収穫された「はえぬき」計約27トンを載せたトラック2台の前で、「全農もちつき隊」の4人が餅をつき、景気をつけた後、全農関係者らがトラック前でテープカット。山伏のほら貝の音を合図に、トラックは拍手で送られ、出発した。いずれも県内向けの全量1等米の玄米で、精米後、来週末にも県内各地の店頭に並ぶという。